#5 逃げるな自分!
わたしは逃げの道を選んでしまった。
あの時は苦しさから逃げることしか考えていなくて、会社、仕事、同僚、チームメンバーみんなを置いてだいすきなフィリピンを逃げ出してきた。
***
前職ではフィリピンで日本人マネージャーとして、現地のチームをマネジメントすること、カスタマーサポート、クライアント対応等をしてきた。
2年間働いてきた会社で、会社にも仲間にもめちゃくちゃ愛があった。愛がありすぎたからこそ許せない、理解できないことが積み重なってしまい、わたしはここにいれない 嫌いになる前に離れたい そう思ってしまった。
こんなことやりたくない。やらせたくない。しんどい。意味わからん。仲間が辛そうなのをこれ以上見ていたくない。嫌だ。無理。
わたしは感情人間だからそんなことがぐるぐる頭の中を常によぎるようになってしまい、頭ではこれは仕事だ、わたしのやるべきことをやらないと とはわかっていたが、心では受け入れることがあの時のわたしにはできなかった。
そんなモヤモヤしていた時期に、わたしが大学4年生の時にとてもお世話になっていた師匠的な人になんとなく連絡を取った。
「新しくお店を始めれることになったから、一緒にやろう!」
天使が舞い降りた。
わたしは本気でそう思った。
わたしには次に進む理由ができた。
無理やり昔の夢を引っ張り出して来て
これでいいんだ。ここを離れてもいいんだ。だってわたしには次の夢が待っているんだもん。
ただの言い訳、逃げ道でしかないのに自分を正当化することに必死だった。
今ならはっきりと認められる。
あれは逃げだったと。
だからこそ、もう逃げたくない。
かっこ悪くても、人に迷惑をかけても、
それでも 自分に正直に生きたい。
だからわたしはごめんなさいをしてきます。
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