再生数で見るナナヲアカリ曲集(250万回以上編)
前回、前々回はこちら
本編、の前に前回からの推移
前回同様に上位曲ほど伸びが良い傾向が見て取れる。2週連続で同じ傾向であることからイレギュラーな傾向ではない可能性が高いと考えられる。継続してあと数週間ほど観測すれば結論付けられるだろうが残念ながら今回で記事は終了するため続きは各位の目で確かめてほしい。ちなみに増加量は以下の通り。以降の曲は軒並み1万回増。
改めて本編。今回は今回は250万回再生以上の曲の紹介である。全6曲。
11位:ハッピーになりたい(492万回再生)
伝説の始まり。キャッチコピーの「すこしがんばる引きこもり」のルーツになっているであろう曲。2年前(350万回再生)から1.4倍増。新星の台頭によりTOP10からは外れてしまったが着実に再生回数を伸ばしており、年末年始には500万回を突破する見込みである。1曲目からこの安定感なのは改めて驚嘆せざるをえない。
ライブでは盛り上げる側の曲であり振り付けも特にないので、とりあえず周りに合わせて腕を振ったり手拍子をしていれば楽しい曲。コツは2番Aメロの途中で歌詞に合わせて動きを止めること。
12位:んなわけないけど(356万回再生)
サムネイルから物々しさが漂う一曲。歌詞だけだとそうでもないのだがMVが合わさって衝撃が倍増する強烈な仕上がりとなっている。ここまで書いて歌詞も大概だったことを思い出す。聴いてびっくり観てびっくりの二段構え。2年前(280万回再生)から1.25倍増。
ライブではAメロとサビの落差が激しく色々な意味で体力を要する曲となる。生歌になることでコントラストがより明確になり、三段目のびっくり経験ができること請け合い。
13位:雷火(309万回再生)
Higher’s Highに続く前向きソング。同時にナナヲ曲特有の緩急もしっかり表現されている、欲張りセットのような一曲になっている。
この曲はなぜか公式のリミックスが多数リリースされている。その数なんと12曲。同一曲のRemixアルバムというユニークな代物が出ているので原曲以上に好きなものが見つかるかもしれない。詳しくは以下参照。
ライブではリリース音源との印象差が最も大きな曲に仕上がっている。リリース音源ではシンセサイザー強めでテクノ系の印象のこの曲が、ライブではバンド比重高めの重厚な曲になっており、より力強さを感じられる。個人的にライブ会場で聞いてほしいと思う一曲。
14位:お釈迦になる(305万回再生)
動画サムネイルの情報量が多い。MVイラストはTwitter漫画で有名な阿東里枝先生。日常の中で覚える怠惰が高解像度で言語化されたからだろう、中毒性の高いスルメ曲になっている。最近気づいたのだが、朝一のアラームから二度寝を決め込むまでの短時間で展開された思考のようである。夢うつつな結果としてこの混沌とした世界観になっていると考えるととても納得できる。
ライブでは特徴的な振り付けが印象に残る一曲。合掌が組み込まれることがあっただろうか。あったかもしれないが筆者は知らない。ダウナー系にしてしっかり盛り上がれる場所もある、まさにナナヲ曲の真骨頂を感じること請け合い。
15位:アイがあるようでないようである(294万回再生)
リリースされてからちょうど1年が経過したこの曲。ポップな曲調に毒と韻がふんだんに盛り込まれた歌詞が魅力的な曲。イラスト+実写背景のMVも珍しい。大体渋谷駅周辺だと思われるので聖地巡礼もそこまで難しくない、かもしれない。
ライブでのサビ振り付けの複雑さは全曲でもトップクラス。曲の前に振り付けの確認コーナーが設けられるほど。とはいえMVでの動きの通りなので視聴しているうちに大まかな動きはわかるようになるだろう。
16位:マンネリライフ(283万回再生)
今回の記事で紹介する最後の曲。ナナヲ曲公開順で言えば4曲目。ハッピーになりたいから続く怠惰曲の系譜はここで確立された。ちなみにこの流れの次曲はお釈迦になるなので、方向性自体に根強い需要があると思われる。
ライブでは穏やかながらも盛り上がる曲として時に先頭を、時にクライマックスへのつなぎを担う安定した曲。程よいテンポ感なのでどのタイミングで入ってきても自然になじむ魅力を認識できるだろう。
outro
2年ぶりに数字を追いかけてみたが、当時からの人気曲が順当に数字を伸ばしているのに加えて新星のランクインも多数見受けられた。デビュー曲・インディーズ曲から最新曲まで幅広く再生回数の多い曲が散らばっていることを考えると、特定の曲から知った視聴者が他の曲まで再生していると考えるのが自然だろう。そうさせるだけの魅力が備わっている曲が多数あることを数字で示せたので筆者としては満足である。
長々と書いたが、MVのサムネや曲名で気になったものから聴いてみるのが良いと思う。どこから聴いても外れなし、ナナヲアカリをよろしくお願いいたします。