電脳チラ裏/ボードゲームカフェで遊んだ話

先日、友人とボードゲームカフェで遊んだ。オンラインでのボードゲームはしばしば遊んでいたものの、対面オフラインでは数年ぶりである。

結局6時間ほど遊んだ訳だが、本当にあっという間だったなという感想である。ゲームが面白くて時間が過ぎるのが早かった。
本記事では遊んだゲームについて紹介しようと思う。


ラブレター Love letter ―恋文―

以前BGAの紹介記事でも取り上げた本作。ただしオリジナル版ではなく和風世界観の登場人物のものである。王が大名になっていたり、兵士が女中になっていたりと近世風のアレンジがかかった一作。

一戦一戦が5分ほどで終わるため、ウォーミングアップに最適だと思う。自分の手番が回ってくる前に敗北するB級度合いと場札から相手の手札を推測するカードゲーム要素の両立が魅力、まで書いて前回の紹介記事で同じことを言っていたことに気づいてしまった。まったく成長していない。


邪神がこの中にいる!

今回プレイしたゲームの中で一番重いゲーム。一戦45分~1時間ほどかかった記憶がある。
クトゥルフ系の推理探索ゲームと言ったところ。最も狂気度が高いプレイヤーが最終的に邪神を降臨させ残りの人類プレイヤーと対決する構図のゲームとなっている。各プレイヤーは手札のカードを用いてほかのプレイヤーの狂気度を推測し、敵味方を予想しながら決戦の準備を進めてゆく。当然ながら邪神側は圧倒的な力を持っているため人類サイドがしっかり準備して束になってかからないと勝てない。

今回のプレイの際にはトッププレイヤー以外も邪神の降臨者に変えてしまうカードを追加して遊んだのだが、結果として邪神サイドの人数が人類側を超えてしまい大惨事となってしまった。ひどい話である。



ソクラテスラ〜キメラティック偉人バトル〜

両腕と胴体に3分割された偉人を組み合わせて新たな偉人を誕生させて闘うゲーム。対戦もさることながら面白い名前の偉人を作って盛り上げる大喜利としての楽しみ方もできる。

端的な説明の結果他に話すことがなくなってしまった。各カードには人物名だけでなく経歴も書いてあるため、「3歳にして初めて喋る。その備忘と機知で、部下に裏切られ暗殺された」のようなトンチキ極まりないキャラクターを生み出すことになる。
世界史の知識があるとより楽しめるが、このゲームで世界史の勉強をするのはおすすめできない。


キャット&チョコレート 日常編

端的に表すなら、「ピンチ!こんな時どうする?」。
日常的に起こる危機(寝坊した!遅刻してしまう)を手持ちのカード(口紅、眼鏡など)を用いてどう解決するのかを説明し、解決できるのかを他のプレイヤーに判定してもらうゲームである。つまり大喜利。

同じ危機でもゲームごとに使えるカードの種類や枚数が変化するため、単純なゲームでありながら何度でも遊ぶことができる。ちなみにオカンと一億円は大体のことを解決してくれると思う。


キャット&チョコレート オカルト編

上の作品のオカルト仕様。トラブルが「UFOに追いかけられる」「人肉が食べたい」など怪奇チックなものとなり、解決策が「藁人形」や「盛り塩」などになっている。日常編に比べて遭遇する事象が非日常的になったことで、解決策がよりフリーダムになる。その分想像力も必要になるが。

この作品はシリーズが多く、他にも「ビジネス編」や「学園編」などが存在している。メンバーに合わせてチョイスを変えるのもまた一興だろう。



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ということで久しぶりのボードゲーム紹介であった。カードゲーム紹介なのでは、という指摘は甘んじて受け入れる。
次はボードやトークンを使うゲームもしてみたいところ。



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