言語聴覚士が行う言語療法とは
こんにちは(^^)!
ことのはな 言語聴覚士の沼野です★
言語聴覚士が行う【言語療法】
聞き慣れない方も多いと思います。
漢字の如く、言語というからことばのみ?
何をするの?と疑問にもたれる方も多いです。
そのような疑問を解決していきましょう!
言語療法はことばのみ?
まず簡潔にお伝えすると言語療法とはことばのみではありません。
私が考える言語療法とは、
日常生活に沿った社会性を育むための訓練
社会性を育むとは?
まず社会性について説明をしていきます。
社会性とは広い意味がありますが、
相手と上手にコミュニケーションをとること
と考えております。
私たちは生まれながらにコミュニケーションが必要となります。
乳児期には、主に両親や家族です
幼児期には、友達や先生も加わります
児童期には、先輩・後輩、異性も加わります
成人期には、職場の人や上司も加わります
生きていくうえでコミュニケーションをとることは欠かせません。
必要に応じて使い分けることも大切になり、これが社会性です。
コミュニケーションをとる手段は?
主には【ことば】と考えられます。
ことばはもちろん欠かせないものですが、コミュニケーションをとる手段はことばのみではありません。
表情・ジェスチャー・指さし・アイコンタクト・YES/NO反応(頷き/首振り)・受け渡し・触れ合い…等
他者とコミュニケーションをとる手段はいくつもあり、
ことばがなくても伝えられること・伝わることたくさんあります。
おもちゃで一人遊びをしていた子が、友達に渡すようになります。
これは、【受け渡し】を介してコミュニケーションをとっています。
欲しいものを指さして、喃語を発しています。
これは、【指さし】を介してコミュニケーションをとっています。
このような些細なことでもコミュニケーションが確立しているのです。
コミュニケーションが確立するようになると?
受け渡しでは、「どうぞ」「ありがとう」等
指さしでは、「取って」「ちょうだい」「欲しい」等
このようにことばが少しずつ出てくるようになります。
上手にコミュニケーションをとれるようになると
ことばに繋げること
ができるので、言語療法には社会性を育むことが必要になるのです。
なぜことばに繋がるの?
ことばに繋がる理由としては、
ことばで伝えることが速い・簡潔・確実だからです。
ことばがないコミュニケーションから
ことばがあるコミュニケーションへ徐々に移行してくるのです!!
日常生活に沿ったとは?
訓練場面でできるようになることは必要ではありません。
日常生活のなかでできるようになることが必然だからです。
自宅でも保育園、学校でも日常生活場面のなかでできるようになって初めて社会性を育むことができたということになります。
そのためには自宅での関わり方や自宅で行える訓練も提案させて頂きます。
言語療法は、ひとりひとりに合った手段で社会性を育む力をサポートしていきます。
まとめ
これらのお話から言語療法はことばのみではありません。
「ことばについてではないけど相談したい」
「コミュニケーションとれない、どうしよう」
「幼稚園で友達と仲良くやれるかな」等
不安を抱えていたらぜひ言語聴覚士にご相談ください♪
言語聴覚士は社会性を育む専門家です
~ことのはな~ 言語聴覚士 沼野