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このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。

備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。

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本文は以下より。

下半期の1ヶ月目も残り一週間。ラストスパート、よろしくお願いします。

さて、本日は「企業は、人」です。

改めて、マンションリサーチという会社の人数を可視化してみると、こんな感じになります。

役員:2名
社員:15名(3名の入社予定含む)
アルバイト:7名
インターン:2名
業務委託:3名

合計:29名

マリサは、30名程度の会社と言っても過言ではありません。

私だけかもしれませんが、どうしても頭の中では社員10名程度の会社なので規模が小さいと思いがちですが、関わってくれるメンバーの数で言うとこんなにいるんですよね。ありがたい限りです。

多くのメンバーに支えられているマリサですが、ここからさらに採用にアクセル踏みます。

新卒採用までは踏み切れないものの、中途採用でここから層を厚くします。

期首に、5年後までに社員20名で売上10億円を掲げましたが、今期の半期の結果を踏まえて、来期中に20名まで引き上げるつもりです。マリサは売上規模よりも営業利益の額、利益率を大事にしているので、20%の営業利益が出せる組織を目指しながら、5年後までに10億円の売上を狙います。

これまでのマリサを知っているメンバーからすると、急に採用に目が向いたと思われるかもしれませんが、前述の通り元々イメージをしていたものを前倒している感じなので、そこまで急激な方向転換ではありません。

むしろ、前倒しができるのはみんなの努力の賜物です。ありがとう。

とはいえ、13期もの間、10名程度の規模だった会社がここにきて20名まで増やすなんて気が狂ったんか?と思われるかもしれないので、私の構想、想いを改めて記しておきたいと思います。

・企業は人

当たり前のことですが、この三年で改めて痛感しているので一番最初に書かせてもらいました。ここでいう「企業は人」という言葉を言い換えると「会社の考えや価値観に共感し、登りたい頂上が一緒であるという人たちの集まりであり、同意できる人たちが多ければ多いほど強くなれる」という解釈です。どれだけ優秀な人が集まっても、会社の方向性や価値観に100%同意を得られなければ、バラバラです。この13年間にいろいろな人がマリサを支えてくれましたが、この点を痛烈に感じています。しかも、人の気持ちは変わります。今日は100%同意の状態かもしれないけれど、明日にはそうではないかもしれません。だからこそ、常に企業は人なんだと思います。

・収益構造の変化

月額型のサービスが会社を生まれ変わらせるきっかけになったと言っても過言ではありません。このサービスのおかげで、今期は投資ができます。9期に年間600万円(しかも大半は一社さんからいただけるサービス)だったサービスがこれほど大きくなるとは、なかなか想像できなかったのが本音です。ただ、冷静に振り返ると黒字化に至るまでに5年かかりました。そして5年間耐えることができたのは既存のサービスがあったからです。このことを忘れてはいけないし、これから新しいものにチャレンジする人たちは、そう簡単に諦めて欲しくないと思います。既存のサービスが土壌をつくってくれているので、むしろこれまで以上にチャレンジしてほしい。そのためにももう少しだけ人が必要だと思っています。

・みんなのキャリア

これまで良くも悪くも少数精鋭で運営してきた体質だったので、人数と事業を縦軸、横軸としてあまり意識してきませんでした。人数を増やすことなく、事業を増やしていこう!みたいな考えが強かったです。ヒトワークスやミカタ、UNLESSはまさにそんな感じで立ち上がった会社(事業)です。つい最近まで、この縦軸と横軸を俯瞰して考えてきませんでした。理由は、人数が増えると利益を逼迫するリスクだけが高まるし、事業はやりたい人が勝手にやり出すものと別々のものと判断していたからです。ただ、そういう考えだけではダメで、入社してくれたメンバーが、着実にキャリアアップ(いきなり新規事業立ち上げ!グループ会社設立!みたいなことではなく)できる環境をつくるためにも人数を増やしていく必要があると判断しました。ただし、誤解して欲しくないのは人が増えればキャリアアップができるわけではないという点です。後から入社した人にポジションを奪われるなんてことも普通にあり得ます。そこは十分に注意してください。

・新しい柱が必要不可欠

これは、どんな時代になっても必要です。仮に利益率が50%の会社になっても必要なのです。新しい柱をつくるためには、現場の声、アイデア、ミニマムで始めるためのお金、リソース、いろいろなものが必要になってきます。どれだけリソースを言い訳にしないと理解してやっていても、シンプルに人手が足りないフェーズに入ってきたと感じています。現状の仕事を新しいメンバーに担ってもらいながら、既存のメンバーが新しいことにチャレンジすることも、新しいメンバーに新しいチャレンジをしてもらうこともさまざまな手を考えていきます。ただ一つ言えることは、マリサに入った以上、ぜひ新しいことへのチャレンジを一度は経験して欲しいと思っています。それがマリサの魅力の一つだと思っているからです。

・退職リスク

当然ながら、考えています。リスクというと聞こえが悪いかもしれませんが、マリサのメンバーが独立、キャリアアップややりたいことのために退職することはハッピーなことだと思います。心の底からおめでとうと言いたいし、応援したい。しかしながらマリサは走り続けなければなりません。そのためにも、今よりももう少しだけ層を厚くするべきかなと思ったりしています。ただ、ここは考え過ぎても致し方ないので、あくまで、事業を拡大するために新たなメンバーが必要なんだと理解してもらえたら良いと思います。

表現が難しいのですが、今、マリサは新たなフェーズに入ったと感じます。

企業は、ヒト・モノ・カネでできていると言われますが、ヒトとモノのレベルがこの数年の中でも格段に良い状態だからです。

日々、いろんなことを自問自答する中で最近多いのは「ここで勝負しなかったらいつ勝負するのか」ということ。

もしかしたら、勝負のポイントが間違っているかもしれない。

この先、振り返ってみたら、今が失敗の分岐点になるかもしれない。

だとしても、失敗するなら前のめりの方が良い。

だから、このタイミングで採用に力を入れて勝負します。

既存のメンバーは現場で働いている中で、まだまだ不安定な部分もあるかとは思いますが、今いるメンバーで新しい景色を見るためにも、ぜひ、今のマリサに賭けてみてもらいたい。そして賭けるからには、会社を自分で変えるくらいの気持ちで臨んで欲しい。

マリサという会社は、その気持ちがあれば絶対に他の会社や同年代では掴めないものが掴めると思っています。

3月25日の週もよろしくお願いします。

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