限界もワクワクも、すべては理想のイメージから
このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。
備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。
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本文は以下より。
4月1日、Nさんが入社します。新たなキャリアへの挑戦、一緒に楽しめたら嬉しく思います。よろしくお願いします。
卒業シーズンでもあり、4月1日に社会に出たメンバーは多いと思いますが、自身のキャリアがまた1年刻まれ、新たな1年を迎えます。2024年度が史上最高の1年になることを祈っています。私も2006年に社会に出て、丸18年。19年目に入りました。過去一最高の1年にします。
余談ですが、私は今年の4月で結婚して丸10年。家族のためにもより一層仕事で結果を出したいと思います。
いつも言っている通り、マリサのメンバーにはどこに行っても通用する人間になって欲しい。そのために私はメッセージの発信をやめないし、なにか少しでも自分の人生のプラスに繋げてもらえたら、継続している意味があるのかなと思ったりします。
さて、そんな出会いと別れの季節でもある4月の一発目は、こんなテーマにしました。
「限界もワクワクも、すべては理想のイメージから」
半期の振り返り会、お疲れ様でした。
(弊社は2月に上半期が終わり、3月に個人の半期振り返り会を実施しました)
とってもいい会だったと思います。資料の作り込みもありがとうございます。
当日「失敗を詫びる場」ではないということを伝えましたが、もう一つだけ。
「会社や上司のための会」でもありません。
どちらかというと、自分自身のための会だと思ってください。
こんなにいい会なのに、これがやらされになってしまったら台無しです。
この気持ちは忘れないでください。
補足になりますが、半期の振り返り会でCTOから当初は初期費用に400万円、月額50万円程度のツール開発をする予定だったという話がありました。
CTOが言ってくれた通り、もしあの時、彼がCTOとして私の意見に耳を傾けてくれなければ、そのままだったかもしれません。
かくいう私も、高くてビビり(固定費を増やすのだけは避けたい)、拙い方法でこれは?あれは?もっと他にあるんじゃね?と、可能性がありそうな雰囲気を出しただけですが、CTOや業務委託のエンジニアさんが、もうちょい頑張ってみるか。と動いてくれたおかげで、1/10以下に抑えることができました。
美談に聞こえるかもしれませんが、予算の大きい開発をしなければいけないという結論に至るまでに、それなりの調査、研究、検討期間がありました。だから、予算が大きいとはいえ、私のもうちょいどうにかしてくれという発言にはそれなりの葛藤はあったのだと思います。
ただ、それらを乗り越えた結果、これだけでも利益がウン百万円残ったと言っても過言ではありません。加えて、固定費を抑えることができたことで、エンジニアの採用活動もためらわずに本腰を入れることができました。
私にとっては、こういった経験が期首の「無理・難しい」という発言をやめよう。というメッセージに繋がっていたりするのです。
今回は、半期の振り返りの話も聞きながら、思ったことをまとめました。
「限界もワクワクも、すべては理想のイメージから」と、心底理解するだけで、人生は180度変わるくらいのパワーがあるのかもしれません。
そもそも「限界」ってなんなんだという話なんですが、みんなにとって一番わかりやすいのは、「時間」と「お金」かもしれません。
働く時間が決まっている中で、目標を達成しなければいけない。
使えるお金が決まっている中で、目標を達成しなければいけない。
おいおい、それじゃあ「限界」は自分じゃなくて、会社次第じゃないか。とツッコミたくなる気もしますが、ここがポイントかと思います。
時間もお金も決まっている中で、どうしたら先月(期待値、目標)よりも結果を出すことができるかをいかに考えることができるか。
決まっていて変えられないことと、自分の考えや工夫次第で変えられることを分けて考え、限界を突破しようとするか、これは理想のイメージと現状の差から生まれるパワーだと思います。
私は、モチベーションの話をよくしますね。
モチベーションが上がらない、維持できないみたいな話は幻想で、目標との乖離が分かってないから、埋めようとできない。だから、モチベーションが上がらないように見えるだけという話を。
半期の振り返り会で話題に出た「ワクワク」も実は似ているかもしれません。
理想の状態をイメージできないと、ワクワクできない。
旅行に行く、デートをする、おいしいものを食べに行く。
イメージするけど、まだそこには辿り着いてないからワクワクしますよね。
やっぱり、根底として大事なのは理想、イメージなんですよね。
それをなるべく具体的に言語化して、宣言をする。
苦しかった12期の終わりに、13期はMVVを浸透させるんだ!カンパニー制にするんだ!と、今考えると、なぜあの時にあんな宣言ができたのか?狂っているなと思う時があります。
でも、苦しい時期ながら、私がつくりたかった理想を高らかに宣言させてもらいました。
もちろん、私が実現したとはこれっぽっちも思っていませんが、多かれ少なかれ、みんなもそっちに目を向けてくれたはずです。
そして、できたんです。宣言通りになっていきました。
14期もそうです。
着実に、宣言した方に向かっています。
もちろん、各自の目標が宣言をしたからと言ってできるような簡単なものではないことは理解しています。
それでも、高らかに宣言をし続けてほしい。そして、その分、たくさん失敗もしてほしい。
理想のイメージを作らないと、すぐに限界を感じてしまうし、ワクワクできずにうまくいかないということを分かってほしいんです。
こうやって考えると、やっぱりバリューの一つ目にも書いた「受け身になるな」につながるのかもしれません。
なぜなら、理想のイメージって、自分でつくらないとおもしろくないですよね?
会社ではなく、個人が追いかける目標や理想は自分で設定しないと、単なるやらされになっちゃうからです。
半期の振り返りで宣言することが、会社から「あなたは、これね」と、定められたことだったら、ワクワクしないですよね?
そんなに緻密に設計してないけど、私がみんなに伝えたいことはMVVに詰まっていると改めて実感しています。
一般的に、仕事(組織)では、やらなきゃいけないことが降ってくる機会が多いので、思考停止状態のことが多かったりします。でも、自分の人生は、自分で描かないとワクワクしないし進まないですよね。マリサでの仕事は一緒です。自分で描いて、自分で寄せに行くんです。だから、こんなに小さな会社でも楽しいはずなんです。なおかつ、結果がダイレクトに反映されていく。
こんなに小さな会社を選んでくれたのだから、環境も待遇もその辺の会社では得られないものを得てほしい。
これも、一貫して思っていることです。
さて、今期も残り5ヶ月!4月1日の週もよろしくお願いします。
最後に
入社のお知らせがある一方で、退職のお知らせもあります。
5月10日付(最終出社は2日の予定)でMさんの退職が決定しました。
新卒入社から丸3年。なかなか後輩をつくってあげることができませんでしたが、本当に大変だった時代のナビ、一括査定、広告を支えてくれました。お疲れ様でした。そしてありがとう。まだ時間はあるので、最後までどうかよろしくお願いします。ぜひ、これからもっともっとマリサやチームが改善できるように、感じたことを残してくれたら嬉しく思います。次の環境でもぜひ頑張ってください。いつでも遊びにきてほしいし、違う環境で学んだことをうちのメンバーにも教えてあげてほしいなと思っています。