#251: 自分の強みを理解するのは難しい
週5で横乗り系(Surf/Snow/Skate)をやる石川県金沢市生まれヨーロッパで生活する石崎力也です。本日も最新情報をお届けいたします。
■■コラム 自分の強みを理解するのは難しい
どうもこんにちは、石崎力也です。
今日は「自分の強みを理解することの難しさ」についてお話ししたいと思います。
最近、とても興味深い気づきがありました。
僕は今、キックボクシングや柔術、サーフィンをやっているのですが、今住んでいるヨーロッパの地域ではこれらのスポーツが人気で、関連サービスがたくさんあります。ところが、これらのジムのウェブサイトを見ると、とても興味深い現象に気づきました。
例えば、ある柔術のジムでは、実際に行ってみると素晴らしい施設があり、完全個室や最新設備が整っているのに、ウェブサイトではその強みが全く伝わってきません。代わりに、歴代のグレイシーの一家(強い選手)の白黒写真が並んでいるだけなのです。
別のキックボクシングジムでは、ウェブサイトにはただスケジュール表が掲載されているだけです。でも実際に行ってみると、とてもフレンドリーな雰囲気で、初心者にも丁寧に接してくれる素晴らしい環境でした。彼らは自分たちの強みを理解していない。だからこそ、適切に見込み客に対して、その良さを宣伝できていないのです。
これは何も海外に限った話ではありません。日本でも「強み発見」を謳う専門家が、自身の強みを見失っているケースをよく目にします。YouTubeで見かけた「強み発見ナビゲーター」が、いつの間にか「バズらせ専門家」に転身していたりするのです。肩書きをコロコロ変えていることが、自分の強みを理解していないことを物語っています。
ピーター・ドラッカーも著書で強みの重要性を説いていますが、自分の強みを理解することは本当に難しいものです。大切なのは、自分たちが「こうありたい」という理想像ではなく、実際にお客様が評価してくれているポイントに目を向けることです。
これは広告制作でも同じことが言えます。自分たちの思い描く理想の姿を押し付けるのではなく、お客様の声に耳を傾け、市場のニーズに寄り添っていく必要があります。
結論として、強みを見つけるためには、自分の思い込みから一度離れ、お客様からのフィードバックに真摯に向き合うことが大切だと考えています。まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか。
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石崎力也
編集後記
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