因果一如とは
ということで皆さんこんにちは。
今回は私が最近知った四字熟語が物凄く心に響いたので皆さんに簡単に紹介したいと思います。
そこまで長くなる予定はありませんが、もしかしたら長くなるかもしれません。
では本編へ。
1.因果一如とは
禅の言葉に「因果一如」という言葉があります。「因果」とは原因と結果という意味で、「一如」とは絶対的に同一である真実の姿という意味になります。
すなわち、原因と結果は一緒に生まれるという意味で、過去=「因」、未来=「果」にとらわれることなく、因=果である「今」を大切にするという意味が込められています。
例えば「努力」を例にしてみると、努力の結果として、成功か失敗(因果応報の捉え方)と捉えてしまいがちですが、努力の結果は成長です。
努力している”その時”には、すでに成長していると考えが因果一如の捉え方です。
頑張ったから努力したから結果がでるはずだ、と努力した結果(見返り)を期待しすぎていないか。
結果を期待する欲をかいてしまっていないか。
結果を恐れていないか。
結果に翻弄されていないか。
結果の善悪に囚われていないか。
努力をしたから良い結果になる考え方ではなく、その時その時の行いが大事で、努力するという1歩を踏み出した時点で、成長している事実を大切にしています。
今日も「因果一如」を胸に、毎日、目の前の「今」にフォーカスを当て、瞬間瞬間を楽しみながら、希望をもって「今」できることに最善を尽くしていきたいと思います。
↑引用した記事です。
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ということで上記に綴られてるのが因果一如という四字熟語の意味です。
些か私なりに解説すると、因果ときたら普通は因果応報という四字熟語を思い浮かべる方が大多数だと思います。
ちなみに因果応報の意味合いとして競技に関連していえば、良い練習をしたら良い結果が出て、良くない練習をしたら良くない結果が出るという意味合いです。
ただこの因果一如の意味は少し違います。
競技に関連して言えば、いい練習をしてもいい結果が出るとは限らない。その努力の過程が一番大切という意味になります。
なんとも深いうえ納得できる言葉ですね。
↑いい練習ができてももちろん結果が出ないこともあります。
2.何故知ることになったか
ということで二つ目は何故知ることになったのかです。
きっかけは私が最近拝見しているクレイジージャーニーという番組で出演していたフリーダイバーの篠宮龍三さんが仰っていたのがきっかけです。
フリーダイバーとはどういう競技かというと、簡単にいえば酸素ボンベ無しでどれだけ深く潜れるかという競技です。
ちなみに篠宮さんはアジア記録の115mという記録を保持している方です。
普通に考えて凄いですよね。
しかも潜水してその後浮上してこなければならないので、往復230mということになりますね。
詳しく見たい方は YouTubeに載ってると思うので是非見てみて下さい。
そんな篠宮さんは一時期スランプに陥りました。原因としては、一度大会でブラックアウト(水中で酸欠状態になり意識を失うこと)を起こしてしまい、そこから恐怖心で結果を残せない時期が続きました。
そんなときにこの因果一如という言葉に出会い、何を自分は焦っているんだと目を覚まし、そこから結果は徐々に残せるようになりアジア記録まで辿り着くことができたそうです。
その篠宮さんももう少し早くこの言葉に出会いたかったと仰っていたので、このタイミングで私自身しれたのはとても大きな出来事となりました。
ちなみにこのクレイジージャーニーという番組は二年前に放送終了しているので今は放送していません。
↑このような番組です
3.今後の自分に向けて
最後は今後の自分に向けてです。
競技者なら誰しも結果を残したいという気持ちになるのが当然です。
ただ、そう簡単に上手くいかないのが現実です。
長距離選手で具体的な例を出せば、1000×5 r200 P2′48″/60″ で余裕を持って練習をこなせたからといい、レース本番では必ず13分台で走れるかといったらそういう訳ではありません。
レース当日のコンディションや自分自身の体調、レースの流れなどがあるので必ず出せるかといったらそれは話が違ってきます。
ただ、練習では余裕を持てたのにレースではそれができない。
そのうえ監督やコーチにさらに追い討ちをかけられるように指摘を喰らうと更にメンタル的にもダメージが大きくなります。
確かに反省や落ち込むことも必要ですが、それをずるずる引きずるようだったらこの因果一如という言葉を思い出し、次に繋げることが大切だと思います。
結果を残せなかったとしても、その過程の努力を評価するのも大切にして過ごしていきたいですね。
もし結果を残せなくて悩んでいたら結果にこだわるという思考は大事ですが、一度綺麗さっぱりその思考を無くしてみるのも一つの手かもしれませんね。
↑練習一つ一つの積み重ねが大事。
エピローグ
ということで以上で終えたいと思いますが、最後に努力というワードで思い出したことがあるのでそれを綴って終えたいと思います。
努力は裏切らない
っていう言葉は不正確だ。
正しい場所で
正しい方向で
十分な量なされた努力は
裏切らない。
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上記の言葉は林修先生が残した言葉です。
言葉ってやはり面白いうえ深いですね。
今回も読んでいただきありがとうございました。