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葛西潤 第5章 空白の9ヶ月
プロローグ
皆さんこんにちは。
前回は全日本大学駅伝の裏側というテーマで綴らせていただきました。
投稿後、珍しく彼からこれは素晴らしいというお褒めの言葉をいただきました。
前回のどの点がそんなに良かったのか聞いてみた所、やはり中継所での真実を伝えたかったらしく、それを代弁してくれたことに感謝してきました。
葛西くんへ。
あ、いえいえとんでもないです。(今更)
ということで、唐突に第5章の開演です。
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空白の9ヶ月
ということで今回のテーマは空白の9ヶ月です。
昨年のお話になります。
昨年箱根駅伝往路優勝、総合準優勝の立役者になった彼ですが、その栄光から長いトンネルから抜け出せない空白の9ヶ月期間が始まります。
簡潔に説明すると彼は昨年の箱根駅伝後に大きな故障をします。
正確に言うと箱根駅伝前から軽い故障をしていてそれが爆発したという経緯です。
基本的に1ヶ月以上の故障は長期と捉えられますが、その故障がなんと走れるまで9ヶ月もの月日がかかりました。
競技者にとって故障は付き物ですが、長ければ長いほどメンタル面に大きなダメージが自分に降り掛かってきます。
そんな暗闇の中でも彼の故障期間中の努力はズバ抜けていました。
もちろん適度に手を抜きながらではありますが…
効率の良い頭を使った補強トレーニングや心拍を限界まで追い込むバイクトレーニングなどメリハリを効かせて行っていて、彼と一緒の故障期間に入った選手は、みんな彼の元にアドバイスを聞きに行ったりしていました。
ただ、上記にも綴った9ヶ月という先が見えない長いトンネルから中々抜け出せず、周りが彼を心配していました。
そんな周りが気遣う中、彼が取った行動は一番落ち込む姿を見せるのではなく、逆に気さくに明るい姿を振る舞い始めました。
エースでありインフルエンサーでもある自分自身が弱味を全体に晒すとチーム全体にも悪影響を及ぼしてしまう。
怪我人の取り組みや行動がチーム全体にいい影響を与えて、チームに勢いをつける。
この故障期間中の創価大学駅伝部の良さを創ったパイオニアは間違いなく彼と言えるでしょう。
空白の9ヶ月と綴りましたが、本当は中身の濃い9ヶ月となり、今現在の葛西潤の土台をこの期間に造り上げたのです。
エピローグ
ということで以上で終えたいと思います。
もし今、故障していたり調子を崩している選手は是非とも目を通して欲しいですね。
彼も今でこそ結果を残していますが、それは苦しい期間を乗り越えて得たものだと思います。
栄光に近道になし。
つまりこういうことですね🙌
今回も読んでいただきありがとうございました!