式の値!とりあえずぶちこもう!
とりあえずぶちこむとは一体なにごとか!!
と言われる気持ちもわかる。
確かに数学はできるだけシンプルに美しく解けた方が良いに決まっている。
しかし、テストの点数が上がらないことには数学を楽しもうとする気持ちは薄れていく。だから
ぶちこむ!
これにつきる。なぜぶちこむかは、後で解説するとして、とりあえず式の値の問題がこちら。
a=5,b=-3のとき次の式の値を求めよ。2(3a-4b)-4(a+3b)
早速、aとbの値をぶちこむとどうなるか。
2(3×5-4×(-3))-4(5+3×(-3))
=2(15+12)-4(5-9)
=2×27-4×(-4)
=54+16
=70
う~ん!やっぱり美しくない!!
しかし、答えはあっている。数学が苦手な生徒ほど
早く文字を数字に直した方が良い!
文字になった瞬間アレルギー反応を起こす生徒が一定数いるからだ。
同類項をまとめたりして、aやbの値を代入する回数を減らす方が美しいが
早く文字を数字に直す
ことで小学生レベルの単純な計算をすればよいことに気づく。
これでも間違う生徒はまずはかっこの計算方法や×と+,-の計算の順番を復習すればよい。
もちろん、できるようになったら同類項を先に計算してから代入しよう。あくまでもこの解き方は自転車の補助輪付きみたいな感じである。乗れるが、いつか補助輪は邪魔になる。邪魔になるまでは補助輪をつけておこう。
検討を祈る!