24-27 エドモントン滞在記3
2024/6/30にU20 ワールドカップの決勝があった。このカテゴリーでは、初めての決勝進出、一生に2度とない大舞台。今回はその模様を書こうと思っていたが、、、実はそれに負けず劣らずの出来事があったので、そちらを書くことにする。
試合は、今大会屈指のディフェンスゲームとなり、近著が最後まで続く試合であった。結果は9-20で敗戦。残念ながら銀メダルであった。僕は2014年にスウェーデンで行われた第1回大学選手権に続く、2つ目の銀メダルであるが、最後負けて終わる悔しさをまた体験した。最後勝って終わる銅メダルの銅は、金と同じと書く意味がなんとなくわかった。
さて、この出来事に負けず劣らずの出来事は、帰路の最初に起きた。僕ともう一人のコーチは、行き帰りが別便でチームに同行したのだが、チーム本体より一足先の朝7:30頃ホテルを出ることとなった。フライトはエドモントン10:25発バンクーバー12:05着、その後はバンクーバー14:00過ぎの便で成田に向かう予定であった。航空会社はWestJet、初めて乗る航空会社である。早速チェックインをしたところ、キャンセルされているという話。なぜ?、誰が? さらには、今回のフライトがJALに成田からエドモントンまでのフライトを発注した関係で、言い換えるとWestJetのフライトはWestJetから購入したものではなく、JAL経由で購入したものなので、チェックインカウンタでは、再発行できないということであった。そのためWestJet本社の対応部署が再発行手続きをするので、それまで電話、メールをするので待っていてくれということになった。なぜキャンセルになったのか?原因がわからない中、胃色々調査すると、元々乗る予定のフライトが運休になったようなのである。そのためオートマティンクにキャンセルになった模様。だがWestJetはすぐに代替え便を出しのただが、なぜかそのフライトに切り替えがされていなかったみたいである。ここで問題なのが、この次の便だとバンクーバーからのフライトに間に合うかギリギリであること、バンクーバーと成田の路線は、1日1本しかないので、今日帰れる見込みがかなり低いことがわかった。
さあ、宿を探すべきか、空いた時間をどうするべきか、空港にいた二時間半がとてつもなく長く感じられたのであった。とうとうWestJetからは連絡がなく、エドモントンからバンクーバーにいく便はどの会社で行っても、バンクーバーと成田の予約したフライトには間に合わない時間になった。そうなると大元のJALに頼るしかない。しかし日本語が確実に使える日本オフィスは真夜中で、電話が通じない。困ったものだ、と頭を抱えてWebで色々調べていると、アメリカの現地窓口があることを発見、国際電話代がかかることを承知にかける。しばらく待たされてなんとか通じる。現状を説明して、色々確認してもらうことに。一つ分かった良くない知らせは、翌日のバンクーバーと成田の路線は、すでに満席という情報だった。えっ、二日滞在?と悪い予感が頭をよぎる。色々調べてもらう中で、エドモントン→アメリカのどこかの都市→日本というルートを調べてもらい、とにかく最短で日本に帰れる手段を模索してもらった。そこで、予想だにしない提案を受けた。WestJetの一時間後のフライトでバンクーバーへ、そこからANA便で羽田へ行く便の席が、取れそうです。とのこと。えっ? JALからANAへ?そんなことあるの?一応丁寧にデメリットの説明もしてくれる、マイルがたまらないこと、あと僕は帰りの便ビジネスに入札アップグレードをしていたが、それが対象外になるので、それが後日払い戻されるとのこと。相方は、即決でそのANA便お願いしますとのこと。それでも、発見が間に合うかかなりギリギリだったので、電話を切って待っていて欲しいとの説明。またこの電話を待つ10分くらいの長いこと長いこと、先方からこちらに電話が通じなかったらどうしようとか、とにかくいろんなことを考えました。まあ、なんとかチケットが発券され、その後も小さいゴタゴタ(発券カウンターのプリンタが調子悪く、発見業務に手間取るなど)はありましたが、なんとかバンクーバーへ移動しANA便で日本に帰ってこられました。
この話にはもう一つオチがあり、実はこのANA便、日本代表のチームが乗っている便なのです。先にお疲れ様でしたとホテルを出立した二人が、なんでか搭乗ゲートにきている。「何してるん?」皆さんにつっこまれまくりです。ただ、機内放送で今回の大会の成績をアナウンスしてくれたり、羽田空港の到着ロビーで、選手を迎えにきた家族の皆さんなどに、声援で迎えられたり、みんなと一緒で温かい気持ちにさせていただいたので、怪我の功名かなと思いながら自宅への帰路につきました。なんとか無事に帰国。気持ちを切り替えて、また頑張ります。