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シーズン開幕。名寄2連戦の振り返り。 2021/12/28

久しぶりの更新です。

いよいよ国内もシーズンが開幕しました。

今年の国内選手のスタートは名寄からです。名寄市なんて地名はスキー選手にしかわからないかもしれません。😂

旭川から60kmぐらいさらに北に進んだ街です。

とにかく寒いです。

名寄より早く完全な雪上でのトレーニングができる場所は国内になく、ここより早く飛びたければ北欧などで合宿するしかありません。

そんなこともあってか、今年はいつもより1週間ほど遅い開幕戦でした。

おかげで名寄に入ってから約1週間ほどトレーニングができ、多くの選手が良い状態で開幕戦に臨むことができたのではないでしょうか。

特にスキージャンプでは、夏のセラミックの助走路と、冬の氷の助走路でかなり感覚が違ってきます。

ここ数シーズン、この感覚の違いでシーズンインにつまずき、冬に思うようなジャンプができないことが続いていました。

しかし、今シーズンは11月に蔵王でアイストラック(助走路だけ氷を張り、冬に近い条件で飛べる)のトレーニングを行い、助走の感覚について「これならいけるかも」と感じるポイントが見つかりました。

そこで得た助走のバランスの取り方の感覚がとてもよく、名寄にきてからもスムーズに調子を上げることができました。

いつも苦戦する氷の助走路でのポイントが掴めたことで、テイクオフや空中姿勢など一歩先のテクニックに意識を注げたのは大きかったです。

1週間のトレーニングでかなり手応えを得ていました。

しかし終わってみれば結果は12位と13位、、、

W杯組6名と、コンチネンタルカップ組が4名、合計10名の選手が遠征で欠場する試合でもあるため、なかなか納得できる結果ではありません。

国内メンバーフル参戦の全日本選手権なら22位と23位。いつもの定位置です。

ジャンプのテクニックというよりは、調子が良かったからこそ、結果を意識してしまい、本番で力んでしまいました。

ルーマニアの遠征の時もそうでしたが、ジャンプが上手になるだけでは結果にはつながりません。

本番で練習通り飛ぶ力、試合での勝ち方みたいなのが足りてなかったかなと思います。

もちろんテクニック面でも修正できる部分はたくさんありますが。

今回は良い準備ができていたのに、結果につながらなかったので悔しいです。

次の試合は年明け札幌での連戦になります。

ジャンプ台も名寄はノーマルヒルでしたが、ラージヒルの大倉山です。

今の良い感覚で苦手な大倉山をどこまで飛べるのかも楽しみです。

次は名寄と同じつまらない失敗はしないように、飛べない期間も技術面では、自分のやるべきことをしっかりと洗い出しておきたいです。

結果こそ出なかったけど、久しぶりに調子の良いシーズンインを迎えられ、気持ちよくお正月が迎えられそうです。

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