小さなことからコツコツと
僕がオンラインショップ『イヌグラシ』を始めるに当たって、やりたいことが大きく2つありました。
1つめは、「犬との暮らし」を楽しんで頂けるようなお手伝いがしたい。犬との暮らしがちょっとだけ豊かになるような物をセレクトしてお届けできたらいいなぁと思い、始めました。
2つめは、保護犬(もちろん保護猫も)のための活動がしたかったからです。
今日はこの2つめの保護活動について自分なりの想いを綴ります。
僕が犬や猫の保護活動に興味を持ったのは、やはり自身が保護犬を迎えたからです。
それまではペットショップに陳列されている子犬たちを見て、可愛いなぁと癒やされていましたし、飼うならどんな犬種にしようかな、なんて妄想もよくしていました。
でもSNSってやっぱりすごいですね。ちょっと調べると保護犬をお迎えした方々の投稿を目にするようになり、だんだんその存在を意識するようになりました。
─なんか可愛いかも。
僕は唯一無二の雑種犬の可愛さにやられ始め、いよいよ犬を迎えようと決心した時は、里親募集のサイトを見まくっていました。
野犬が日本にまだいるなんて全然知らなかったです。繁殖犬がどんな扱いを受けているのか、里親が見つからなかった犬たちにはどんな運命を辿るのか─。
無知すぎました。
この「無知」が1番ダメなのだと。
僕が誰かのSNSで保護犬の魅力を知ったように、僕も少しでも誰かに知ってもらうきっかけを作ることができたら。インターネット音痴の僕がInstagramを始めたきっかけです。
保護活動って聞くと、団体を作ったり、ボランティアをしたり─。少しハードルが高い気がしますよね。僕もそうでした。
何かやりたいと思っても、何をしたらいいのやら。でもそんなに難しく考えなくても出来ることはあります。1番いいのは引き取ってあげることですが、それには限度もあるし…。
読んだ本の中に、参考になった物がありました。
別にボランティアをしたりとかじゃなくても、ちょっと意識するだけで貢献できることがあることに気付きました。
僕は実際に保護施設でのボランティアも経験させて頂きましたが、なんて言うんでしょうか、こういう場所は最後の砦であって、決して動物たちが幸せになれる場所ではないというか…。もっと手前でなんとかしていかないといけないんじゃないかって思っています。
僕も自分に出来ることは何だろうと日々、自問自答しています。
今はまだ大きなことは出来ないけれど、自分が出来ることを─。
小さなことからコツコツと。
最後にひとつ─。
どこで迎えた犬でも、みんな大切な命です。ペットショップで迎えた子だろうが、野犬だろうが、立派な血統の犬だろうが、雑種だろうが。
僕がこういう発信をすることで、嫌な思いをする方がもしいらっしゃったら、それは本望ではありません。そんなつもりはありません。
僕はどの子も同じように大切にされていて、可愛い存在であると思っています。犬種や出生なんて関係ありません。
責められるべきなのは、命を命として扱わない人たち。