ネズミ色の街、石垣島 第1章「石垣島ドリーム」
私は西表島の人間で
幼少期より、ジャングルで育ち
遊び場は、海、川、山
生き物に触れ、草木に見つめられながら、自由に育ちました。
そんな島から高速船に揺られ40分程の場所にある
石垣島は
まるで、別世界、なんでもある島に思えてしょうがない島でありました。
私の住む村には8時に閉まる売店が一つ
石垣島には山ほどあり
おもちゃ屋、熱帯魚屋、ファーストフードA&W、空港、スーパー、ボーリング場、ゲームセンター、映画館、釣具屋、本屋、数えきれない程、西表島にないものがありました。
誕生日など、特別な日になると、貯めたお小遣いを握りしめ、石垣島へ向かいます。
子供ながらに夢のような思いを持って、高速船に揺られる
熱帯魚を見に行き、古代魚に思いを寄せ、
釣具を見に行き、ルアーに瞳を輝かせ
本屋へいき、ジャンプ、当時はドラゴンボールの進展に興奮し
おもちゃ屋では、ミニ四駆に熱い思いを寄せた
ゲームセンターやボーリング場は危険がいっぱいなので、行きたいけど行けない場所だった。
帰りにA&Wにいき、島へ戻る船で、カーリーフライとオレンジジュースを口にして、また行ける日を夢にみる
それが、