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デザインと機能に”撮らされる”

今日は、滋賀県の長浜に来ています。

とある町屋の宿泊施設に泊まっていて、プライベートサウナ付き。しかも町屋の一棟貸しという贅沢っぷり。

サウナを出たあと、宿の冷蔵庫に置いてあったハートランドビールをグビっと飲み、ほろ酔いの状態で筆を走らせております。

Shot with X-T4

いつも「カメラ何台持ってるんですか?」と聞かれるのですが、改めて数えてみると、7台ありました爆

「こんなにいるのだろうか」と自分でも思いつつ、一応全てのカメラを状況に合わせて使い分けているので、実は必要な数なのだと思います。

今持っているカメラは
・Leica Q2
・FUJIFILM X-T4
・HASSELBLAD X2D
・SONY A7IV
・SONY A7SIII
・RICOH GRIIIx
・Nikon D750

「どうやってカメラを使い分けているの?」と聞かれることも多いのですが、意外と綺麗に使い分けています。

使い分けるシチュエーションとしては「作品撮り」「仕事」「日常」の3種類。

■作品撮り
・Leica Q2
・FUJIFILM X-T4
・HASSELBLAD X2D
・RICOH GRIIIx

■仕事
・HASSELBLAD X2D
・SONY A7IV
・SONY A7SIII
・Nikon D750

■日常
・Leica Q2
・RICOH GRIIIx

こんな感じの使い分けが基本。カテゴリが2つ以上組み合わさる場合は、重さを基準に組み合わせて持ち運びます。

例えば、遠方で動き回るような仕事の場合は、「SONY+GR」で組んだり、仕事に合わせて作品撮りもしたい場合は「FUJI+SONY」を持っていくことが多いです。

Leicaは、何もない日にとりあえずぶら下げておくカメラといった感じ。

Shot with Leica Q2

ここでふと「なぜいちいち使い分ける必要があるのか?」といった疑問が浮かびます。

他人から見ると、どのカメラもそこまで大きな写りの差があるわけではないと思うのですが、撮っている人間のエゴやモチベーションに依る部分が大きいと思っています。

例えば僕の場合、SONYで日常を撮ろうとはほぼ思いません。ですが、Leicaでは日常の何気ない風景ばかり撮っています。

また、GRで迫力のある風景を撮ろうとは思いませんが、同じAPSCのFUJIでは迫力のある風景も狙えてしまいます。(あくまで個人の感想)

Shot with GRIIIx

撮りたくなるものは、筐体によって変化すると感じていて、おそらく「デザイン」と「機能」が大きな要素になっているのではないかと思っています。

クラシカルなデザインのカメラはクラシカルなもの、いわゆるSNSやスマホが登場する以前、もっというとフィルム時代に撮られていたような写真を撮りたくなります。

一方で、SONYのようなモダンなデザインのカメラは機能も豊富で、ボタンのカスタムまでかなりの自由度で設定できるため、少し派手な作品を撮ろうとしてしまいがち。

「クラシカル」と「モダン」という、ある種の”イメージ”や”情緒的なもの”により、カメラに求めるものが変わっているのだと思います。

あと機能に付随する部分で言うと「焦点距離」「ズームか単焦点か」といった部分も、撮る写真に影響します。

HASSELBLADを見せた友人が「100万超えるカメラなのに動画撮れないの?」とビビっていましたが、作り手の意図(デザインや機能の制限)によって、撮り手が撮ろうとするものが作り手の意図と一致しやすくなるというのは興味深い。

Shot with X2D

書き終わってみて、ものすごく今更感のあるテーマだなと思いましたが、行動心理学ブームが再熱している自分としては、改めてムーブメントが来ている話題でした。

ちなみに今日はSONYしか持ってきていません。仕事に全振りマンです。

ではまた!

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