お前は俺の侍になって消えろ
はじめに
お久しぶりです。RIKIです。
OP07の発売直後、サカズキが禁止化となり、4月からまた大きく環境が変わろうとしていますね。
知人の調整に多少付き合っていたり、DMで頂く相談に僭越ながら少しだけ意見させて頂いたりしているうちに、
どこに発信するでもないですが、なんとなく、ただなんとなくデッキを作るのが趣味みたいな生活をしていました。
その過程で一つ、次環境での面白い構築を見つけ、夢中になって一人回しをしていました。
それが本項で紹介するデッキです。
OP07環境のダークホースになると考える、従来のヤマトの構築の固定概念を覆す緑黄ヤマト、自分は、引きこもりヤマトという呼び方が気に入っています。
ただ強いだけでなく、回していて非常に面白いデッキです。
本項では、
1.OP07環境における全体的な環境予測とメタカードについて
2.OP07緑黄ヤマトのデッキレシピと基本戦略
3.各採用カードについて
4.環境マッチアップについて具体的な立ち回り
について順に解説いたします。
OP07環境 大局観と構築の前提
サカズキの禁止化を経て、4月から始まるOP07環境の使用率と勝率から考えられるトップメタ(所謂tier1)に位置するデッキは黒黄ルフィ、黄エネル、tier2は黒単ルッチ、黒単モリア、緑ボニー、赤紫ローになると考えています。
また黒黄ルフィと黄エネルがぶつかった時に、五分に近いですがやや黒黄ルフィの方が有利気味な印象のため、トップは黒黄ルフィ。
黒単リーダーはトップメタの黒黄ルフィに大きく不利を取る一方で、その他デッキには軒並み有利を取りやすく、現状明確なメタデッキが黒黄ルフィ以外にありません。特に黒モリアは安定感も相まって、tier1.5の位置です。
緑ボニーは逆に、トップメタの黒黄ルフィ、黄エネルに有利を取りやすく、青黒サカズキの消滅も相まって環境の立ち位置がよくなるように思えます。
赤紫ローは天敵である黄エネルにも、ボンクレーの登場によりワンチャン生まれていて、致命的な対面がないように見えます。一方4レイジュを引けた試合とそうでない試合での波が荒く、かなりピーキーなデッキという印象です。
・メタカードを考える
既に、採用されている方も多いとは思いますが、環境メタとして優秀になると予想されるカードがこの4種です。
<4プリン>
トップメタの黒黄ルフィ、黄エネルがいずれも手札を溜め込んで戦うデッキであるため、この2種のデッキを破壊する壊れカードです。
青が使えるリーダーでは、ぜひ採用を検討したいカードです。
<ゾロ>
トップメタの黒黄ルフィ、黄エネル、tier2の緑ボニーへの強力なメタカードです。
着地狩りができないデッキ相手に、一気にゲームを最終盤面に持っていくことができるカードです。
<ステューシー/シャンクス>
黄エネル、緑ボニーへの強力なメタカードです。
特に黄エネルは、大型を立てられることと、自身の大型が着地狩りされることに弱いデッキであるため、これらのカードを連打できることは、有利不利をひっくり返すほどのパワーがあります。
・メタカードの使いにくさ
これらのメタカードは単純に入れておけば強いという話でもなく、メタカードを有効に使うためのデッキ構築が必要です。
面白いことに、これらの強力なメタカードは、いずれのカードもろくにサーチを許されていません。現実的な採用可能性で考えると、ステューシーをサーチできるスパンダムぐらいですが、それも3枚ルック1種類と非常に心もとないです。
ワンピースカード、よくできています。
また、ステューシー、シャンクス、9ゾロのような大型キャラカードは、相応の防御力のあるデッキでなければ機能し辛い側面を持っています。
ステューシーとシャンクスに関しては相手の1面を取るだけであり、9ゾロに関しては相手の面に無干渉であるため、着地すべきターンまである程度ライフやカウンター値を抱えていなければ、まともに着地を許してもらえません。
このように、メタカードはメタカードで強力である一方で問題も抱えています。
本項で紹介するデッキは、
このような強力なフィニッシャーカードを安着させることを目指した、
ドロー性能と、耐久性能を兼ね備えたヤマトです。
察しの良い方なら、概ねサムネで気づいていたかもれませんね。
有利対面・・黒黄ルフィ、黄エネル、緑ボニー
五分対面・・赤紫ロー
不利対面・・黒モリア、黒ルッチ
現状の構築は黒モリア、黒ルッチに不利とはいえ、4割程度の勝率を担保できるように寄せているので、不利対面もワンチャン生まれていて非常に立ち位置が良いデッキになると思っています。
立ち位置が良いだけでなく、冒頭で夢中で一人回しをしたと書きましたが、回していて本当に面白いです。
新たなデッキのアプローチへの、皆様の構築の一助となれば幸いです。
デッキレシピと基本戦略
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