一般のマスクはウイルスには有効性なの？②

国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ
大学の先生芸人黒ラブ教授です。

一般のマスクはウイルスに対して有効なのか？①では物理的なマスクの性能の事を言いました。②では科学的根拠、エビデンスをベースに書きたいと思います。
（下が①の記事ね）

マスクと色々なウイルスで感染防止、手洗いを調べた論文は世の中には色々あるんです。それを読めばいいのですが難解なので、端的にまとめた結果をいうと下記の部分の通りです。

手洗いはわかりやすく結果が出るのですが、マスクの場合は、効果がないとも言い切れないし、あるとも言い切れない結果が多い感じです。なので手洗いはエビデンス的にしっかり！マスクはエビデンス推奨度(2b,3a)とかの付近。でもねでもね。論文書く人ならわかるはず。研究デザインが難しいのです。

— 黒ラブ教授（理系と文系の研究者、科学コミュニケータ） (@kurorabukyouzyu) March 31, 2020

論文にはエビデンスによってレベルがあります。（オックスフォード大学EBMセンターの指針ですがね。国も意外とこれを使ってたりする時もあるので）

エビデンスレベル5.4.3ｂ.3a.2b.2a.1b.1a　数字が小さいほど信ぴょう性が高くなります。

インフルエンザ関係の論文だけでここでは言いますが手洗いなどは1bレベル。おーー！信ぴょう性がすごく高く、効果があると言えてます。

しかしマスクになると、実験によって効果は見えたり見えなかったり・・、信頼度？も、3a,2bレベルなんです。

これはどういうことかというと、

マスクの効果があるように思えた結果がでた、ある実験も、
マスクをする人は普段から意識が高く、手洗いもしてたりして
マスクだけの効果とは言えないというのもあったりする感じです。

他の論文の実験の詳細を見ると、
実験に参加する人（一般の人）がマスクをしっかり使いこなすのに難しいのが影響してたりするのです。食事の時とかはマスク外しますし。

なので、統計的にマスクの効果が出てない可能性がすごく高いかもなのです。論文によっては、結果は今回はでなかったが、より検討が必要（さらに実験の仕方を変えて実験をする）だと書かれていたりもします。

実験で調べにくいと、エビデンスが得られにくいのです。
なので朝のラッシュとマスクの関係も、あるのかな？ちょっと僕が調べられてないのですが、しっかり結果は、そもそも出にくい気がします。（これは自分の憶測です）朝のラッシュは大丈夫とか言われてますけどね・・それはエビデンスがないだけな気がします。

CDC（米国疾病予防センター）では、正しくマスクを使えるのなら、一般の健康な人も市中において、つけてもいいのでは？的なニュアンスで言っていて、使えないのなら、進めてないのです。そんな知見があるので、専門家でもマスクは意味ないよという人、意味あるよという人にわかれたりするのです～

— 黒ラブ教授（理系と文系の研究者、科学コミュニケータ） (@kurorabukyouzyu) March 31, 2020

ＷＨＯがマスクについて言ったのはエビデンスレベルでありのまま話していたのです。いっぱい研究されてきているけど、その結果からは、現時点で言える事！確実な事だけを言っている感じです。
ですが・・・ねってことです。

こう書くとニセ科学の方が利用してきそうですが。それとは区別してくださいね（笑）

記憶定かではないのですが、マスクを誤って使ってる場合は、かえって危険だーー的な内容の文献もあった気が・・

マスクに汚染されたものがたまってるからね。でもわからないからね。マスクにウイルスついたら、うんこの匂いが出るとわかりやすいんですけどね・・バッチーーって触るのも気をつけると思うｗ

なので前の①の記事と合わせると、オイラは、咳をしていない人のマスクは感染から守る側でも必要だと思う派です。それは上記の潜んだ？理由からです。（マスクは意味がある。少しウイルスは防ぐ、感染してしまうかもしれないけど、時と場合によると僕は思う）

疲れたと思うので最後は3分程度のネタをご覧いただきさようなら♪（笑）Twitterやらフォローしてやってください。