先生が知っておくといいかも、心理学の現象(文献紹介)
初めまして!大学の先生芸人黒ラブ教授
@国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ―です。
理系漫談をしていますので、いつかグーグルで「黒ラブ教授 ネタ」で検索して是非見てくださいね
さて何を書こうかなーと思った時に、自分が面白いなーと思っている現象を紹介したいと思います。
知識の呪縛という現象です。
一度、あるものを学んだら、それを学んでなかった時の気持ち?思いを忘れてしまって(例えば苦労して理解したとしても)、
他人に対しては、この知識は簡単に理解できるだろうと判断してしまう
そんな現象の事です。
これは教員や科学コミュニケータの方だと、
怖いなーと思う現象ですよね(笑)
例でいうと
こんなの大学2年生なら簡単にできないと困るぞーと言っている先生とか、意外と自分が大学2年生の時に、理解できてたのか?って話です(笑)
人の記憶は意外と自分で改ざんというか、自動編集されてしまうものなのです。知識の呪縛がおきる原因は、認知活動の自動化が生じて単純化して把握するようになるのです。
先程の例の先生でいうと、自分が大学2年生の時の当時の記憶が思い出せない、プラス、美化されて、自分でその当時できてた・・と単純化しているかもしれませんね。
こんな現象をどこかで押さえておきながら、教えるのもありなのでは?と思い投稿しました♪
ありがとうございましたぁ♪
黒ラブ教授のnoteにはこういった科学コミュニケーション関係を記事に書きたいと思います♪
参考文献
Nickerson,R.S. 1999. :「How we know-and some- times misjudge-what others know: Imputing one’s own knowledge to others. 」 , 『 Psychological Bulletin』,125,737-759.