研究室とは
研究室って理系なら大抵は四年生で入るし、文系だとゼミとかになるかな?私の中ではブラック企業の縮図みたいなイメージもあり、楽しかったけどここどうなの?みたいなポイントも含めて、自分の体験談を残しておこうかなと思う。
まず、構図。教授、准教授、助手という先生がいる。その下にポスドク、博士、修士、学部生がいて、事務員さんがいる場合も。
私は2つのラボしか所属経験がないけど、成果を上げてるところは研究費もあるが、かなりハードワーク。朝から終電までいる日も多かった。もちろん待ち時間とかもあるし、ゆるゆるする時間もあって、そこは仕事とは大きく違うところ。生産性という点では低いかな。
必要があれば泊まって実験もしたし、土日も来てた。全て無償。というかむしろ授業料払ってる。まぁ、研究の材料費を考えれば、授業料以上使わせて頂いていた。
そんな日々で、うまくいかないテーマも多いし、病んでしまう仲間もいたのも事実。
会社と違って、相談窓口とかもなく、抱え込んでしまう人は多いんじゃないかな。教授たちも研究面では立派でも教育者としては??みたいな人も多い気がしてた。
私は楽しかったし、テーマにも恵まれて研究室漬けの日々は苦ではなかった、と今は思う。
でもやっぱりアカデミアでやっていく自信はなくて、企業就職を狙った。
進路が狭すぎるのだ。日本の研究者はほんとめぐまれていなくて、かなりの信念がないと続けることは難しいんじゃないかと思う。
最近はニュースでも日本の研究者の処遇のひどさを目にするが、ほんと国がしっかり支えるべきじゃないかと思う。
海外のラボも働き方は似たもんだとは思うが、キャリアパスや給料もらってやってたり、体制は随分違うみたい。
私はサラリーマンになったけど、大学ってもっと改革できるんじゃないかと今でも思う。