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5~10歳のこどもが夢中になる習い事の見つけ方

はじめに

今この記事をご覧になられている親御様は、お子さんに対してこんな悩みをお持ちなのではないでしょうか?

◎家にいてもずっとゲームやYouTubeばっかり
◎勉強を自発的に取り組まない
◎何かに一生懸命取り組んで欲しい
◎習い事をさせたいが、本人がやりたがらない
◎人見知りなので、協調性を身につけさせてあげたい

私が今までお会いした親御さんの実に2人に1人以上は、このようなお悩みを抱えていました。

では、少しここで想像していただきたいです。
そのような悩みが今後ずっと解決しないとすると、どのような悪いことが起こってしまうでしょうか?


◎無気力な大人に育ってしまうかもしれない
◎中学、高校でも勉強ができずに自己肯定感が低い子に育ってしまうかも
◎自分のやりたいことがいつまでも見つからず、職を転々として、安定した職業につけないかもしれない
◎将来、周りの人と協力することが苦手な大人になってしまうかも

そんな悩みを持つ親御様へ、この記事がお役に立てれば幸いです。
私があなたにおすすめしたいことはこの記事のタイトルにもあるように「子供が夢中になる習い事を見つけてあげる」ことです。それを通して、お子さんに以下のような変化が起こります。

☆子供の顔が自信に満ち溢れた顔になる
☆子供が将来の夢を語るようになる
☆子供が他の小学校の子や目上の人と堂々とコミュニケーションを取れるようになる

私が18年教育の現場に立って、そのようなお子さんを何人も見てきました。
習い事を通してお子さんの将来が今よりもっと素晴らしいものになる、そんなお手伝いができればすごく嬉しいです!




第一章 私の経歴

まず私の経歴ですが、個別指導学習塾に4年勤務した後、自身で塾を起業しました。生徒さんは中学生1年生から高校3年生まで15名の生徒さんにお通いいただいておりました。その塾を2年ほど運営し、現在は知り合いの方に引き継いでいただいております。その後、今では日本に1700教室、生徒数27000名にまで成長したプログラミング・ロボット教室の本部で12年間勤めさせていただきました。

私自身、大学は生物系の学部で、最初は自分が教育分野に行くとは全く考えておりませんでした。しかし、アルバイトで始めた塾で子どもたちの成長に1番近くで携わることができ、そこで教育という仕事の魅力の虜になりました。

受験というゲームの盤面の上ですが、この世界の不思議を生徒たちと一緒に探検する。という感覚が今でも大好きです。生徒さんの目標に対して二人三脚で伴走し、合格を勝ち取った時の感動もまたひとしおです。



バイトも含めれば6年以上の学習塾での経験の中で、100人を超える様々なお子さんと出会ってきました。「なんで僕はこんなに頑張っているのに、勉強が全然できないの」これは私の塾に通っていたある生徒さんのお言葉です。その子は中学受験で近畿の難関中学に受かった一般的に学力の高い男の子です。

「え!僕受かってたの!」
その子はおそらく合格最低点かそのちょっと上で受かったのです。ですので、その子を待ち受ける学内テストの結果はいい気分のものではありません。

「僕は頭が悪いから」
彼は200人中198番のテストを見せながら、そう自分を卑下しました。私は他の公立中学1年生もたくさん見ていますから、一般的な生徒と比べれば彼の偏差値は60を超えるくらい高いのは見て取れました。ですが、中学受験をして「受かってしまった」難関中学の中では最底辺なのです。

「なんで僕よりも勉強をしていないあの子が、あんなに成績がいいの?」
彼はちょっと発達に遅れがあるように思いました。忘れ物が極端に多かったり、計算ミスが多いのです。他の子が集中している時に、無自覚にぼーっとしていたり、字が大きすぎてプリントに収まりきらなかったりしていました。

そして、そんな彼を彼の周りの天才たちが笑うのです。学校の授業を一度聞いただけで全て覚えてしまい、テスト週間に遊んでいても点数が取れる天才たちです。

「僕はもっともっと頑張らないとダメなんだ」
しかし学年でドベ3を取っても彼は、頑張ることを辞めません。エナジードリンクを片手に塾が休みの日にも図書館へ向かいます。私の塾にいた大学受験生の人よりも勉強時間を多くとっていました。1日10時間以上です。中学1年生の男の子がです。

「僕の成績が悪いとお母さんがわんわん泣いて自分を責めてるんだ」
彼の場合お母さんがまたなんというか教育ママでして、彼のテストの度に手書きの問題をノート1冊に書いてくださるなどのご助力がありました。

「私ができることはなんでもやりたくて」
そんな風に頑張るお母さんとは裏腹に、彼の成績を伸ばすことは容易ではありません。
これは彼から聞いたことなのですが、お母さんは彼のテストの結果を見る度に「死にたい」と彼の前で漏らすそうです。そんなお母さんを元気づけたい。そのためには頑張るしかないと、彼のシャーペンを握る力は日に日に強くなっていきました。

「今日は家に帰りたくない。もう全部が嫌だ。」
彼が中学1年の2学期の期末テストの結果を片手に塾で言いました。私はなんて無力なのだろうと、その時痛感しました。その子の成績を満足のいくほど上げることも、その子の小さな心に溢れるお母さんへの愛情ともいえる悲しみを、肩代わりしてあげることも、何もできませんでした。

彼はその後、塾を去り、今の状況を知ることは叶いません。彼とは「いつでも逃げたくなったら逃げて」とこっそりラインを交換し、今でもたまに連絡を取っています。お母さんには公立中学の転校を薦めましたが、取り合ってはくれませんでした。

溢れる才能で、受験のフィールドを駆け回る才能の原石となる子もたくさんみてきた反面、ここで紹介させていただいた彼をはじめ、受験というゲームの才能を持って生まれなかった宝石の子たちもたくさんみてきました。

分数の足し算ができないが、ドローンの専門学校を目指したいと打ち明けてくれた中2の子

勉強なんて大嫌いで、絶対やりたくないと反抗するが、大人が思いつかないような視点で世界を捉える小6の子


「教育とは一体なんなのだろう」


勉強の才能や興味がない子を、無理やり机に縛り付けて、受験という平等な顔をした悪魔に若くて青い自尊心を蝕まれる。


「教育とは一体なんなのだろう」


この問いが私の中で大きくなり始め、ついに前を向いて子どもたちを見れなくなりました。
その後、1年間実家に引きこもりながら教育学、経済学、心理学、脳科学など様々な学問分野を横断し、私の疑問に答えてくれる「何か」を探し求めていました。フリースクールや独自の教育理念を持つインターナショナルスクールの見学もさせていただきました。そこで様々な人と出会い、様々な意見を伺う中で、1つの「答え」のようなものに辿り着きました。


「その子がNo1になれる、Only1の場所を見つけるお手伝いをする」

これが今の私の心にずっとある、私の思う教育の真の姿に近い考え方です。

そこからは今までのキャリアを白紙にして、受験とは違う教育業界へ飛び込もうと心に決めました。そこでご縁がありましたのが、今では日本のSTEAM教育を牽引する会社です。

そこで私はロボット、プログラミング教室の立ち上げ、展開に12年間取り組んで参りました。
最初は「何それ!?本当に習い事なの!」と驚かれ、煙たがられのスタートでしたが、今や文部科学省が箔押しをする習い事の仲間入りです。

さて、12年間新しい教育の最前線を見てきた私の中に、今でも燃ゆる教育への思いは変わりません。

「その子がNo1になれる、Only1の場所を見つけるお手伝いをする」

少しずつ少しずつ、受験以外の学びに世間の光が届き始めています。私はなにも受験は絶対悪いというつもりは全くありません。もともと受験の世界でご飯を食べてきた生粋の塾講師です。受験を通して成長したお子さんを数えきれないほどみてきました。ただ思うのは「受験以外にももっと選択肢を」ということなのです。

12年前では考えられないほど、多くの多様で近代的な習い事が増えてまいりました。そこで私は新しい挑戦として

「その子がNo1になれる、Only1の場所を見つけるお手伝いをする」

この理念にのっとり、保護者の方へ私の知見を発信して、1人でも多くのお子さんの未来が明るいものになるように活動しようと一念発起した次第です!

これからの内容が、お子様がNo1になれるOnly1の場所を見つけるお手伝いとなれば幸いです!


第二章 習い事選びで1番大切なこと

それは「その子がやりたいと思っていること」です。

理由は「自分ゴト」になっていない全ての教育は効果がないからです。

例えば、私が以前勤めていた塾では勉強は「自分ゴト」になっていないお子さんが大勢いらっしゃいました。「自分ゴト」になっていない子達が発する言葉には似ているものがあります。

「めんどうくさい」
「やりたくない」
「意味ない」
「分からない」

これらの言葉は子供達がそれを「自分ゴト」に感じていない証拠です。
このような状況では学びも成長も、自信も結果も何も生まれてきません。
しかし、わが子を思う優しい親御さんだからこそ、ついつい口を入れたくなってしまうものです。そこで子供と毎回ケンカしてしまうという悩みを数えきれないほど聞きました。

一方で何かが「自分ゴト」になっているお子さんが発する言葉はこのようなものです。

「もっとやってみたい」
「できなくて悔しい」
「どうすればできるようになるんだろう」
「ここを教えて欲しい」

このような言葉が聞こえてきたら、親御さんにできることは1つです。「口を挟まず、褒めまくる」です。


「すごい!どうやってやったの!?」
「こんなことができるようになったなんて、お母さん感動したよ!」
「他の子よりもあなたはこれができるんだね!お母さん誇らしいよ!」

①子供が自分ゴトと捉えれる習い事を見つける
②夢中に頑張る子供に口を挟まず褒めまくる

この2つのステップで子供の自尊心を育み、親子のコミュニケーションの柱を作ることができます。

最後にもう一度繰り返します。

無理やりやらせる全ての教育という親の思いやりは、子どもにとって反抗心の種でしかありません。それよりもその子がやりたいと思っていること、「自分ゴト」と思える習い事を探してあげましょう。

でも、そんな習い事見つけられない!という方へ、次の章では様々な習い事や費用などをまとめていきますね!一緒にお子さんにぴったりな習い事を見つけていきましょう!

第三章 習い事比較

運動系の習い事は地域差や、もう既にされている方も多いと思いますのでこの章で取り扱う習い事は文化系に限定させていただきます

オススメ度☆☆☆

1,ピアノ

費用:5000~15000円(月4回)
メリット①:音感・リズム感を習得できる
メリット②:集中力や人前に立つ度胸が身に付く
デメリット:家で練習する場合、ピアノや防音室などの設備が必要になる。

2,そろばん

費用:5000~10000円(週3回、月12回)
メリット①:暗算力が高くなり、算数が得意になる
メリット②:集中力が身につく
メリット③:自学自習のスタイルのため費用が安い
デメリット:論理的思考力や課題解決力は身につかない

3,書道

費用:3000~6000円(週1回、月4回、各回90分)
メリット①:美しい文字を書く技術
メリット②:集中力の向上
メリット③:精神の安定
デメリット:上達に時間がかかるため、子供のモチベーションが低下しがち


4,絵画

費用:7000~15000円(週1回、月4回)
メリット①:表現力
メリット②:観察力
メリット③:達成感
デメリット:画材や材料費など続けていくなかでお金がかかる


オススメ度☆☆☆☆

1,英会話

費用:3000~7000円(オンライン)
   8000~10000円(グループレッスン)
   15000円(少人数レッスン)
メリット①:学校の成績向上
メリット②:将来のキャリアに有利
メリット③:異文化理解
デメリット:習得には長い年月を要するため、継続が必要


2,囲碁将棋

費用:5000円前後
メリット①:論理的思考力の向上
メリット②:集中力
メリット③:礼儀作法の習得
デメリット:自分のレベルと合う対戦相手が必要

3,eスポーツ

ベネッセが2024年5月に始めた習い事

費用:5000円前後
メリット①:論理的思考力の向上
メリット②:集中力
メリット③:礼儀作法の習得
デメリット:自分のレベルと合う対戦相手が必要い


4,化学実験

費用:10000円前後(月に2回、各90分)
メリット①:知的好奇心の育成
メリット②:問題解決能力の向上
メリット③:仮説を立てる力
デメリット:薬品や器具などが必要なため、値段が高い傾向がある。

5,学習塾

費用:10000円前後(中学受験集団)(週1回1教科 月4回)
   8000円~17000円(補修集団)(週2回4教科 月8回)
   10000円前後(個別指導)(週1回 月4回)
メリット①:学校の成績向上
メリット②:学力向上による自尊心の確立
メリット③:(良い先生と出会えれば)好奇心の育成
デメリット:むりにやらせるとむしろ勉強がきらいになる可能性がある

6,くもん

費用:7000~8000円(週2回 月8回)
メリット①:学校の先取り学習ができる
メリット②:算数が得意になる
メリット③:集中力の向上
デメリット:自学自習が基本のため、ある程度自主性が必要。


オススメ度☆☆☆☆☆

1,ロボット教室

費用:9000~11000円(月2回 各90分)
メリット①:子供が楽しんで夢中になる
メリット②:理数系の学びの原体験を作ることができる
メリット③:試行錯誤して問題を解決する力をつけることができる
デメリット:ブロックやタブレットを購入するため初期費用が高額

2,プログラミング教室

費用:9000~11000円(週1回 月2回 各60分)
メリット①:子供が楽しんで夢中になる
メリット②:将来のキャリアに直結する経験を積むことができる
メリット③:ゲームを作る側になりたいというように、将来の夢が広がる
デメリット:家でする場合はパソコンやタブレットの購入が必要


第四章 おわりに

どうでしょう?お子さんが「自分ゴト」に感じられそうな習い事はありましたでしょうか?

正直まだちょっと想像つかない…
という方がほとんどだと思います。
でも安心してください!

この記事を最後まで読んでいただいた方限定で
私まいが個別にご相談に乗らせていただきます!

お子さんの特徴はもちろん、親御さんの「もっとこんな風に育ってくれたら」という思いも聞かせてください!


何度も繰り返します。
お子さんが「自分ゴト」になっていない習い事の効果はありません。

逆にお子さんが「自分ゴト」になっている習い事は
それがなんであれ、その子の学びとなり、自尊心の土壌になります。

私がロボット教室、プログラミング教室を推す理由がこれです。
なんといっても「子供たちが楽しんでやる」この1点において他の習い事の追随を許していないのです。

ですので、これから一緒にお子さんが「自分ゴト」と考えられるような習い事を一緒に探していきましょう!

その場所がその子がNo1になれるOnly1の場所かもしれません。

そんなお子さんが1人でも多くなればいいなと思いこの活動をしております。

今後も引き続きよろしくお願いいたしますね!

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