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Unlearnとアジャイルでコロナ禍の経営課題を解決したい


この記事はClassi アドベントカレンダー2020 の25日目の記事です。

Classiで代表をしている加藤です。
コロナ禍でリモートワークをはじめ働き方や生活の仕方が大きく変わっているかと思いますが、加えてClassiのユーザー様である学校(先生や生徒)が3月に全国一斉休校になるという未曾有の体験が加わって、多くの変化に対応しなければいけない経営課題を抱えています。

この解決に必要なマインドセットとスキルセットを、Classiのバリューとアジャイル開発から勇気とヒントを得たので、やっていくぞという決意表明のポエムをここに書き記したいと思います。

Classi株式会社とは

・2014年設立で現在7期目のEdTech企業です。
・従業員は約200名です。
・詳細は↓をご覧ください。

Classiというプロダクトとは

・中高校向けの学習支援プラットフォームで教科学習に加えてプロジェクト学習の支援やコミュニケーションツール等を提供しています。
・ビジネスモデルはB2B2Cで学校で採用決定され家庭から利用料をいただきます。
・学校年度の4月〜3月で採択されることが多く年周期の活動サイクルがあります。

経営課題

7年目、200名ほどのWeb系ベンチャーではあるあるかもしれませんが、絶賛様々な経営課題が山積しております。。

●アジャイル開発へのシフト
設立当初は、9月の商戦期にパンフレットベースで商品イメージを伝えて販売をし、利用開始となる4月までに開発をしてリリースするという固定的なスケジュールが一般的でした。また当時は学校課題がある程度明確で、かつWebで解決できる領域も見えていたので、いわゆるウォーターフォール型の開発でも進められていました。
しかし、この3年ほどは先進的な学校と新しい課題の解決に向き合うことが増えたため、先生や生徒の皆さんとともに価値を探索しながら徐々にアジャイル開発へシフトをしてきました。まだまだ道半ばな状況です。

●組織課題
いわゆる100人の壁です。その壁の存在を認識して気をつけながら越えてきたつもりで越えられていない状態です。昨年度から組織開発として外部の専門家を招きながら取り組み、今年度は意思決定プロセスの明確化や権限移譲、関係性構築など大きなテーマを特定して、全社で解決に取り組んでいるところです。

●コロナ禍での学校休校とリモートワーク
コロナによる未曾有の全国一斉休校を経験しました。その経験を踏まえ、学校のあり方やお客様である先生・生徒・保護者の課題が大きく変わっています。もちろん我々もプロダクトも更に変化に対応していかなければなりません。加えて全従業員が在宅勤務となり、コミュニケーションをはじめ仕事のほぼ全てがオンラインとなりましたので、組織の前提も大きく変わっています。アジャイル開発へのシフトと組織課題の2つだけでも大きな課題なのに、それらがコロナによって更に難しくなったように感じています。

経営課題の解決に必要なマインドセットとスキルセット

見通しが立たない環境変化を含めた課題が多いのですが、その解決のために必要なマインドセットとスキルセットを全員で揃えていくことができれば必ず解決に向かうと考えています。

1. 「Unlearn & Learn」というマインドセット

Classiには以下の3つのバリューがあり、手前味噌ですが全員で大切にしたい価値観として社内でとても浸透しています。

Love Difference  =お互いの違いを理解し尊重し、楽しむ
Unlearn & Learn =新しい考えを受け入れ、学び方自体を学ぶ
Make Happen        =自ら感じたことを勇気をもって形にしていく

我々はEdTech企業として教育に携わっているので、学び(=Learn)という言葉や概念を大切にしていることもあり、僕は3つのバリューの中でも特に「Unlearn & Learn」が好きです。多分、社員でも一番人気なのではと思います。

この「Unlearn」という単語はあまり聞かないものかもしれません。辞典によると、「何かをするときのいつものやり方を忘れる努力をすることで、新しい方法やときにはより良い方法を学ぶことができる」(加藤意訳)と定義されています。

”Unlearn is to make an effort to forget your usual way of doing something so that you can learn a new and sometimes better way”
by ケンブリッジ(英英)辞典

Classiでは、このUnlearnを「新しい考えを受け入れ、学び方自体を学ぶ」と解釈しており、「UnlearnをしてLearnする」という順番も含めて大切にしています。
コロナの影響もあり、お客様側も、会社側も大きく変わっていかなければいけない今、この「Unlearn & Learn=新しい考えを受け入れ、学び方自体を学ぶ」という価値観がしっかり根付いているClassiは、会社の仲間とお客様とともに協働し、変化を受け入れてより良い経営課題の解決策を見つけることができると信じています。

2. アジャイル開発/スクラムの理解と実践というスキルセット

アジャイル開発へのシフトを進める上で、専門家として木村卓央さんにアジャイルコーチをお願いしており、プロダクトチームのコーチングに加えて、全社員向けにアジャイル開発の基礎理論やスクラム開発の体験ワークショップを実施していただいています。それらを通じて「アジャイルな状態である」という以下の3つのエッセンスを学びました。これらはClassiの組織課題の解決、組織運営に活かせるヒントになると感じました。

透明性: 組織やチームの現場や問題点を見える化すること
検査 : 検査によって本質的かつ構造的な問題点を発見すること
適応 : 問題の改善策を考えて対処すること

すでに多くのプロダクトチームのメンバーはアジャイル開発でのものづくりに取り組んでいます。加えて、経営やコーポレート部門もこのアジャイル開発のエッセンスをスキルセットとして、またマインドセットとして取り入れることができれば、全社一丸となって「アジャイルな状態」になれるのではと考えています。つまり、自分たちの働き方を検査し適応(改善)することで、より良いチームになっていくことができると考えています。

そうすれば、チームClassiで、先の見えないコロナ環境下においても、不確実性に向き合い、経営課題をより良い方法で解決に近づけていくことができると考えています。

さいごに

来年1月に、まずは僕自身がUnlearn&Learnを実践すべく、スクラムマスター 研修を受けてきます。そして1つでも多く経営に取り入れられるものを持って帰り、実践していきたいと思います。
何より、新しい学びにワクワクしています。
これぞUnlearn!!

おまけ

Classiではミッションである「子供の無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」に共感し、様々な課題に前向きに取り組んでいただける仲間を募集しております。興味を持たれた方はぜひ以下の採用ページからご連絡ください!


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