櫻の木のマモリビト ー小島凪紗という1人のアイドルー
「咲かない人は、いない」
彼女はいつも笑顔だ。笑顔で明るい人の周りには、間違いなく人が集まってくる。
でもその笑顔の裏に、色んな悩みや葛藤があっただろう。でも彼女は必ず、笑顔だった。
合宿の時、3期生のメンバーが口を揃えて言う
「仕切ったりしてくれるのは凪ちゃんがいいよね」と
彼女は「自分は引っ張って行くタイプでは無いので…」と口にするけれど、周りからの信頼が厚いリーダーこそ、リーダーに相応しいと思う。
リーダー像はいくつもあるのかもしれないけれど、周りから信頼される人ほど相応しい人はいない。
間違いなく、将来の櫻坂46のキャプテン候補の1人。
そして、彼女は熱い人だ。
冒頭で述べた笑顔の奥底には、燃える心がたぎっている。
この熱さは、闘争心では無い。
仲間への熱さだ。
「やっぱ最高の仲間だなって思いました」
『夏の近道』のMV制作時、笑いながら中嶋優月ちゃんに話していたけれど。間違いなく彼女の同期への愛は本物だ。
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"マモリビト"は2つの解釈があると思ってる。
1つは、櫻坂46(欅坂46)のマモリビト。
もう1つは、櫻坂46三期生のマモリビト。
彼女が"三期生楽曲の『マモリビト』"のセンターを任されたのは、三期生で櫻坂を"守る"という理由だけじゃなくて、彼女が三期生を"護る"という理由もあるのでは無いだろうか。同期への愛が強い彼女に。
"美しいその歴史と傷だらけのその日々"
グループの事にも捉えられるし、僕は三期生自身のことにも捉えられると思う。
我々が見えているのは、美しい部分だけだけど、見えないところで傷だらけの日々を過ごしているのかもしれない。
そんな三期生の最後の砦が、小島凪紗だ。
この「私」は、三期生全員であると同時に、小島凪紗ちゃんのことだと思う。「私達」では無く「私」なのがとても興味深い。
この「自分」を小島凪紗ちゃんに置き換えるとどうだろうか。
自分には何ができるのか、一点の曇りもない真っ青な心で。
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いいえ。
あなたが三期生ライブの『マモリビト』のスピーチで話したように。
「咲かない人は、いない」