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てちょう

たいていのことはスマホで片付くようになったが、今でも紙のスケジュール帳を使っている。ムスメが生まれてからというもの、本当にスケジュール管理が難しくなったので、子育て中のスケジュール管理の講座を受けたことがある。

その時紹介されたのが「ジブン手帳」だった。要は、時間の管理を可視化するために、1週間単位で把握できるバーチカルタイプを使え、ということだった。3年使ったが、自分には向いていないことがわかった。腰を据えてスケジュール帳の書き込むための時間が取れないのだ。「夜、子どもが寝てから」とか「お昼寝している間に」とか言われたのだが、そんなもん、一緒に寝てしまうのだから、時間の取りようがない。

ジブン手帳は、本当に素晴らしい仕組みだが、当時はロフトでしか取り扱いがなかったし、ネットで買い物をしたことがなかったので、手に入れるために手間がかかった。

結局、冷蔵庫に貼ったカレンダーにグイグイと書き込むことになった。

ムスメが幼稚園に入ると、冷蔵庫のカレンダーだけでは管理できなくなった。幼稚園の出ごとが増えたので、それを管理するための手帳が必要になった。4月始まりのスケジュール帳が欲しくて、いろいろと探し回った。

ロルバーンの手帳が自分にはちょうどよかった。スケジュール部分は月ごとのページだけ。残りは全部ノートである。分厚いけれど、軽い。デザインも好み。シンプルだけど、ポップ。紙も白ではなく、黄色っぽい色で、目に優しい。

今日は珍しく、オットが「出かけよう」と言うので、一緒にロフトに行った。そろそろ4月始まりの手帳が手に入るのでは、と思ったのだ。しかし、よく考えると、今はまだ2月が始まったばかり。あと少しだろうが、今日は置いてなかった。

ロフトで手帳コーナーを見ながらふと思い出した。わたしはムスメが小学校3年生になるまで、働いていなかった。収入がないということは、自分の買い物はほとんど後回しになる。ムスメが幼稚園に入った年、「クリスマスプレゼントは何がいいかな」とオットに聞かれ、「スケジュール帳」と答えた。一緒にロフトに行って、買ってもらった。あれから13年。

今日は、オットが「あっちに手帳が並んでいるよ」とは言ったが、買ってくれるとは言わなかった。

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