トレンドフォロー戦略で売買するなら、MACDを使いこなそう!⑥
株が大!大!大好き!な私は、「もっと効率的に儲けられないのか」とチャートにのめり込んでいきました。今では自分の手法がある程度確立されたため、心穏やかにザラ場を過ごすために余計なことはしないように努めています。
しかし、以前はチャートを見ては、「あそこが盛り上がっているのかー急げ―集合だー」などとガチャガチャ売買を繰り返していました。まだ体力も気力も十分にあったので、「チャートを使えば使うほど儲かるはず!」と日々試行錯誤を重ねて売買を繰り返していましが、年月とともに体力が落ちてきていて、見るチャートが増えれば増えるほど眼が霞み、指が疲れ、眼精疲労に悩まされました・・・
トレンド系とオシレーター系のチャート、手っ取り早くさくっと見られないの?
いつの時代も、私と同じように考える人がいるんです!私の横着心を満たしてくれる、前回④の記事でご紹介したオシレーター系とトレンド系が合体したようなチャートがありましたよ。
MACDの基本
今回はオシレーター系のチャートである「MACD(マックディー)」で、株価の過熱感、そしてトレンド=方向性を確認する方法をみていきましょう。
MACDは、Moving Average Convergence and Divergenceを省略したもので、
「移動平均収束拡散指標」とも言われています。株価の過熱感を分析するオシレーター系のチャートの部分とともに、株価のトレンドも分析できるトレンド系のチャートの部分も持ち合わせた、とっても便利なテクニカル指標なのです!
実際に私もよく利用しているMACD、チャートで確認してみましょう。株探からお借りしました。①の記事で解説しましたが、MACDのチャートは下の部分になります。
MACDでトレンドを確認しよう
MACDは、「MACD」という短期の線(青色)と、「シグナル」という長期の線(緑色)で表されます。真ん中の赤色の棒は「ヒストグラム」と言いますが、チャートによってはない場合もあります。
MACDとシグナルの二本の線を見てください。株価の動く方向に合わせて、二本の線も向きが変化しています。上昇トレンドであれば二本の線は上向きに、下降トレンドであれば下向きになりますから、線の方向性を確認しましょう。
移動平均線と同じようにMACDがシグナルを下から上に突き抜けると、「ゴールデンクロス」=買いサインになります。反対に、MACDがシグナルを上から下に突き抜けると、「デッドクロス」=売りサインになります。
上の二つのサインがあっているのかを確認できるのがヒストグラムです。サインがでると、ヒストグラムの山の向き(上下)が変わります。
MACDで過熱感を確認しよう
次に、MACDで過熱感を確認してみましょう。右端の目盛りを見ると「0」がありますが、これを「ゼロライン」といって、中央値を意味します。過熱感を分析する時には、このゼロラインを軸にして、MACDがゼロラインよりも上にあると買われすぎ、ゼロラインよりも下にあると売られすぎ、と考えられます。
MACDを使うと、①二本の線で方向性=トレンドを見ることができ、②二本の線がどこに位置しているかで過熱感を分析することができるのです!素晴らしい!!
株式市場が盛り上がってくると「おっしゃーまだまだ上がるー」と株を買いたくなり、悲壮感に包まれると「どこまで下がるんだー」と株を買うことに恐怖を覚えるのは普通です。しかし、
株式投資で儲けるための大原則は、「安い時に買って高くなったら売る」
です。高い時に買っていては、そもそも儲かる確率も小さいですし、儲けも少なくならざるを得ません。負ける確率を下げるためには、冷静かつ客観的に判断するためのツールが必要です。株式投資では、チャートがツールの一つだと言えるでしょう。長く株式投資を続け、右肩上がりで資産を増やすために、ぜひ株式投資にチャートを活用してみてくださいね!
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