私と就活と白岩瑠姫くんと🌸
2020年3月
当時大学3回生だった私は、そう、いわゆる、
就活生
ただでさえ気が沈む「就活」にプラス、世間はCOVID-19という訳もわからんウイルスのおかげで緊急事態宣言下と呼ばれる状況…泣き面に蜂、弱り目に祟り目とはまさにこのことでは…🥲
友達と会って息抜きすることも、就活情報を共有することもままならないそんな状況…
今思い出しても泣きそうになるくらい、本当に精神的に辛かった😭
そんな中、唯一気晴らしになったのが、もちろん、
オタ活(JAM活)
JO1、彼らは3/4にデビューし、病みに病んだ限界就活生の私を様々なコンテンツで癒してくれた。
そんな中デビューシングルの特典であったハイタッチがコロナの影響で延期となり、その代わりにダブルチャンス特典とやらで、すんげえイベントに当たるチャンスが訪れた。それが、
「JO1メンバーとの生電話」
はい?生電話とは?
じゃあ焼き電話でもあるんか?
それくらい意味がわからず、衝撃的だった。
Jオタと坂道48オタを辿ってきた私には目新しすぎるイベント…坂道48は握手会で推しとやりとりができるが数十秒の世界、ましてやJなんてライブでファンサをもらうのがやっとだったのに…
1分も推しと自分だけの時間があるって…………
ヤッバそれは貴重な体験では!?😳
となったのも束の間、当たるのは1メンバーにつき100人らしく、すぐ悟りモードに入った。
だが、JO1の運営はとても優しいようで、他にもサイン入りグッズが当たる可能性を用意してくれていたので、
「お、ほなら、トレーナーとかサコッシュ重視で、生電話は運試し程度にしよ〜」
と切り替え、就活の合間にちまちまと買い集めたCDを開け、手持ちのシリアルをぶちこんだ。
そして、生電話にも一応応募はしたが、まぁ当たんないよな〜〜😌と静かに諦めながら(なんなら3/20に就活の予定も入れた)就活、就活、バイト、オタ活、バイト、就活、就活…の日々を過ごしていた。
2020年3月13日
当落発表日
この日のことは今でも鮮明に思い出せる。
20:00に当落があることは知っていたが、私はその時間、習い事のレッスン中でリアルタイムでメールを確認することはできなかった。
レッスンを受けながらたまに時計を見て、
「あ〜もう当落出てるな〜トレーナー欲しいな〜サコッシュかな〜いや確率的にTシャツ?」と思いを巡らしながら(集中しろ)21:00すぎにレッスンは終了。
更衣室に駆け込んで、急いでスマホをチェックすると、20:00ちょうどに
☆ご当選者様へご案内☆
という題のメールが届いていた。
「わ〜〜〜〜〜❗️やった❗️サイン入りグッズなんか当たった❗️」
と、題を見て実に冷静に喜んだ。(何故かグッズを当てる自信はあったので)(なんで?)
何のグッズが当たったのかな〜と、メールを開くと次のような文字が
「A賞:JO1メンバーとの生電話」にご当選されましたので詳細をご連絡させていただきます
下記、ご確認お願いいたします…
「え゛ーーーーーーーーー⁉️⁉️⁉️⁉️」
@更衣室
何が起こったのかわからなくなった。
そこからはもう「どうしよう」しか言ってなかったと思う。
バレエチング(非オタ)に、「JO1というアイドルグループの白岩瑠姫くんと電話することになった」という一般人からすれば支離滅裂であろう説明をオタク特有の早口でして、「何言ってんだコイツ?」という目で見られた記憶がある。
これが、当選した時の状況だった。
(ドキュメンタリー?)
そこからは「え〜、何喋ろ〜😆!何言ってもらお〜!☺️」なんてゆっくり考える暇もなく、就活とバイトと習い事を繰り返すバタバタとした日々を送った。
2020年3月20日
生電話当日
「えーーーー⁉️もう⁉️話すネタとか全然考えられていないけども⁉️早くない⁉️」
それもそのはず連絡がきたのは1週間前、話すネタの準備も心の準備もほぼ何もできていないまま当日が来てしまった。
あ、それは嘘、当たる訳ないとその日に入れていた就活の予定だけキャンセルして翌日にずらした。(抜かりないオタク就活生)
しかも生まれ故郷への帰省も兼ねてそこで就活をする予定だったので生電話終了後→新幹線飛び乗るというハードスケジュールの日でもあった🚅
14:00~17:00の間にかかってくるということだったので、10:00くらいに起床し、朝からバタバタと帰省準備と生電話準備(?)をし始める。
そして、何故かここでも早めにかかってくるという自信があったので(ほんまになんで?)、緊張して吐きそうになるからお昼ご飯も生電話終わってから食べようと決めて、14:00を待った。
14:00
生電話スタート
っだあああああああやべぇ、生電話という名のオタク生殺しイベント始まっちまった………………
夜中2:00に死にそうになりながらつくったルーズリーフカンペ(カンペというほどでもないが)を机に置いて待機していたが、この時点でどうしても言ってもらいたかったことは、
名前
就活応援メッセージ
後のネタは、
ディズニーネタ
ファンミ行った報告
八宝菜ネタ
etc
様子を伺いながらこの辺りのネタを使お〜と漠然と考えていた。(呑気かよ)
なかなか電話がかかってくる様子がなかったので、Twitterでレポを漁っていると衝撃的な情報が出てきました。
名前•住んでいる所•年齢を事前に把握
ちょっ…そんなサービスいいことある?何それありがたすぎるけども………と思いつつレポを漁ると本当に把握している模様で既に死にかけの私
ただ、やはりメンバーによって対応の仕方はいい意味で区々なようだったので、瑠姫くんはどんな感じだろうか…名前を呼んでくれるだろうか…タメで話せるかな…などグルグル考えを巡らせ、私はここで1つ決意をした。
生電話スタートしたらまず名前呼び捨てで呼んで!って言おう
瑠姫くん優しいから〇〇ちゃん!で、きそうだしもしかしたら〇〇さんかもしれん…と思い、どうしても呼び捨てで呼ばれたい限界オタクはそう誓ったのであった。
そして、まだまだかかってくる気配のない電話を落ち着かないので、息をするようにツイートをして家でFIESTAを踊りながら待った(待ち方独特の方)
当時の落ち着かない様子がよくわかるツイート↓
そんなツイをしていると…ついに…
16:53 非通知着信
本当にマンガのように家で飛び跳ねた。
電話に出ると、これはレポ通り、スタッフの方が出た。
名前の確認、注意事項を一通り説明してくださったあと、
ス「では、よろしくお願いしま〜す☺️」
り「はい、よろしくお願いしま〜す☺️」
…ん?
いやいやいやいや!そんな急に?!待ってチャカマ!!!!チャカマ!!!
と思ったのも束の間、私の推しメン、白岩瑠姫様ご登場。記念すべき第一声がこちら
👑「りか〜〜〜〜‼️😆✨」
時は本当に止まる
ここで私の計画を再掲しよう
「生電話がスタートしたらまずは名前を呼び捨てで呼んでもらう」
開始1秒で嬉しいことに夢叶っちまった(大の字)
お願いするまでもなく、叶えてくれた瑠姫くんのおかげで、こちらは頭真っ白(訳:瑠姫くんありがとう)
びっくらこいた私は今まで出したことのないような高い声で
り「わああああ瑠姫くーーーん¥¥?¥&)&&!!!!」
多分21年間(当時21歳)の中で1番メスの声だったであろう。
本当にキモオタ全開♡だったのだが、白岩瑠姫プロはすごかった。名前呼び捨てで終わらねぇんだぜ。
👑「ふふっ、かわいい☺️」
あの…自分、現実世界で滅多にかわいいなんて言われないもんで…
あれから月日が流れ、考察すると、瑠姫くんってファンがキャッキャ「沸いている」様子がきっと大好きなんですよね。ファンが「沸いている」様子を見ると、自分がアイドルとして発信していることに自信を持てるんだろうなと思います。
例:
ソロインラにて
終わるの寂しいというコメントに「かわいいな…」
プラメにて
ファンの反応が「可愛いなあと幸せな気持ちになります」
ファンからの反応がかわいいと素直に伝えてくれるアイドル…
アッパレ‼️白岩瑠姫‼️(涙ぐむオタクの絵文字)️
さて時を戻そう(?)
ウルトラスーパーハイパーミラクルキモオタの反応をサラッと神対応でかわした白岩瑠姫さん
VS
プロアイドル白岩瑠姫さんの対応にまだ沸き散らかしたいが、次の話題に移りたい限界オタク
プロアイドルとキモオタによる春の陣が開幕
ここで耐えきれなくなった私はなぜか
り「もう、めちゃくちゃ待ってた〜!」
生電話何十人もこなしてきてんだよ向こうは。
と今なら思うが、生電話開始から数時間気が気でなかったオタクの本音がポロっちまった。
そんな血も涙もないオタクに彼はなんて返してくれたと思う❓
👑「待ってた?☺️(5歳児に言うそれ)
お待たせ😌(デート待ち合わせにきた彼氏のそれ)」
この人ほんますげ〜〜〜な〜〜
なんか100周回って逆に冷静に思いました。
レポ懐古そろそろ鬱陶しいと思うので少し飛ばして、後半、私のターン
またまた再掲しましょう
「就活の応援メッセージ」
をお願いすることを目標としていた私、動きます。
り「私今就職活動してるからさ、応援メッセージ欲しいんやけど…」
優しく「うん、おぉ、そっか21か(年齢)、わかった」と相槌を打ちながら、2秒程間をおいて、
👑「りか〜?😌(5歳児に言うそれ第二弾)就職、活動、頑張ってな?🥺(関西弁イントネーション)」
り「っっえ!!?!関西弁やん!!?」
第三者の総意:そこ?
とっても優しい語りかけ口調(幼児をあやす口調のそれ)で、シンプルで素敵な応援メッセージをくれたのにも関わらず、最後の「頑張ってな?⤴︎」のイントネーションにまず突っ込むというキモオタぶり。
私が住んでる場所が関西と知ってなのか、メンバーの関西弁が移りつつあったからなのか…瑠姫くんの関西弁に沸かずにはいられなかった
しかし、彼はこのキモオタぶりにもまた神対応だったんだ。
👑「ハハッ!🤣(そこ?のテンション)かわいい…」
あの…自分、現実世界で滅多にかわいいなんて言われないもんで…(2回目)
あゝぽれの人生も捨てたもんじゃないゾ…
そこからは白岩瑠姫プロによる「今日は短い時間だったけど、ありがとう😌」というお言葉でもう終わりが近いことを察する。
あと何秒!とか言われるのかと思いきや、オブラート三重くらいに包んで言ってくれたのでダメージが少なく済んだ。ヨクシ、白岩瑠姫プロ。
とにかく礼を伝えなければと、ありがとうマシーンになりきったオタクに最後、
👑「うん、ありがとう(関西弁イントネーション)、またな〜(関西弁イン以下略)☺️」
こんなキモオタにも「また」を約束してくれるのか…?なんてありがたい人なんだ…
と思いつつ、急いで返事しなきゃ、と
り「あっ…(ド陰キャのそれ)また、大好きです」
#/また大好きですとは
👑「ふふっ☺️大好き」
📞プーップーッ…………
〜完〜(色々な意味で)
と言った感じで私とスーパーウルトラハイパーミラクルアイドル白岩瑠姫くんの生電話は終了したのであった。
レポ全容↓
そのあと、とりあえず移動しなければならなかったので、訳もわからんまま新幹線に飛び乗った🚅
そして祖母の家に着いて早々、
スーツ持ってきたけど、就活用のカバンと靴忘れた…
※バチコリ就活生
余程気が動転していたのであろう。仕方ない。(仕方なくはない)
母には何しに来たん?と言われた。(御尤も)
祖母の家に眠っていた黒い靴と黒いカバンを借りて次の日説明会に向かったのであった──────
それから時は流れ、見事に就活の荒波に揉まれるも、瑠姫くんとの生電話を思い出しながらなんとかギリギリ生きていた。
5月
就活の進捗状況はというと、コロナによるスローペース選考ということもあり、別業界での内定はあったものの、第一志望業界の内定がまだ1つも出ていない状態だった。
そんなある日、
ちょっぴり奇跡のようなことが起こる。
生電話の次の日、フラフラになりながら説明会に行った第一志望業界の企業から内定
そうです、3/20に生電話終了後、新幹線に飛び乗り、就活用の靴とカバンを祖母に借りて、フラフラになりながら説明会に向かったあの企業から嬉しい連絡をいただきました。
その時のツイート↓
志望業界に向いてないのか…と病みに病んだ私に一筋の光…それがなんと、瑠姫くんから応援メッセージをもらった次の日に説明会に行った企業…
推しの力は偉大だった
そこから少しずつではあるが軌道に乗ることができ、
結果、7月に就活を終え、前述の企業ではありませんが(ちゃうんかい)(前に転ぶところです)(吉本の血)第一志望業界の企業で4月から働くことになりました。
そして、
9月27日
ヨントン
ま〜当落の件では色々ありましたが(生電話ハブり疑惑事件)なんとか1枠ゲットできまして
ここで絶対にしようと思っていたのが、もちろん、
就活終了の報告
就活を頑張れたのはあのメッセージがあったからなので、絶対に絶対に報告したかった。
カンペもバッチリ用意して、いざ、ヨントン☆
上のカンペを持って待機☆
👑「こんにちは〜!😸」
半年ぶりに推しとの電話、まずは挨拶から
私「こんにちは〜!☺️あ、あの…」
カンペ見にくいかもと、生電話ぶりの旨を伝えようとすると、
👑「生電話で就活…おー😳‼生電話の時も🥺🙏ありがとう🥺🙏」
感謝を伝える時に手を合わせる瑠姫くん健在だった
そんな瑠姫くんにとにかくお礼を沢山伝えたいオタク、
私「あの、ほんま、ほんまに、瑠姫くんのおかげ、ほんま、ありがとう…!」
👑「(私がほぼ被せて言ったので)うん?受かった?!受かった!?」
私「うん、受かった❗️受かった❗️🥺」
👑「イェーイ‼️‼️‼️🥳」
と、ガッツポーズして私より、私の親よりも喜んでくれて、なんと
エアハイタッチ(ほんまは両手)
こん時の瑠姫くんのクシャクシャの笑顔、おれ、絶対に、忘れない
その後は、就活頑張ったご褒美いただきました😌
レポ全容↓
ここで、私は思いました
推しに報告するってええな………
これは全然関係ないことだが、思えば小さい頃から、好きな人(恋愛対象関係なく)に、頑張ったよ!って報告するのが好きだった。
例えば、極度の野菜嫌いだった幼少期に、ミッキーに野菜頑張って食べるね!と言って次来た時、野菜食べてるよ!(そんな食べてないけど)(最悪)って報告してヨシヨシしてもらうのが好きだった。
正直、就活、終わったはええが、これでよかったのか…これから大丈夫か…とまだモヤモヤしていた時期だったので、瑠姫くんが笑顔で自分のことのように喜んでくれたのを見て、
あぁ、私頑張ったんだな、これでよかったんだな
と自分の中で、自分の進む道を肯定することができたような気がします。
そして、ついに明日から自分で選んだ道、自分で選んだ世界に足を踏み入れることになります。
私は、瑠姫くんが紡ぐ言葉が大好きなんですが、
その中でも
「自分の選んだ道を正解にする」
この言葉がとても好きで、不安な時に思い出すようにしています。
瑠姫くんと歩んだ(語弊)就活の日々を思い出しながら、少しずつ、社会人として成長していきたいです。
改めて、瑠姫くん、ありがとう。
あなたが生電話で就活応援メッセージくれて、ヨントンで就活成功を喜んでくれて、なんと、私、明日からついに社会人になるよ。
また、次ヨントンする機会があれば、お仕事頑張ってるよ!って報告したいな(報告厨?)