リカ
我が家には3年半前まで、リカと言う名前の犬がいました。
職場の人から、産まれてすぐにもらって、子犬の頃から一緒に生活をしていました。
柴犬と何かの雑種犬ですが、小柄でとてもかわいい顔をしており、家族や近所の子供達から、いつも「リカちゃん」と声をかけてもらってました。
番犬のつもりで、外犬にしていたのですが、家にお客さんが来ると、吠えるどころか、すぐになついていて、まったく番犬にはなりませんでした。
散歩に行くときは、先頭を歩きます。小さいながらも、わたしをぐいぐいと前に引っ張って歩いてました。
しっぽを丸めたまま、上機嫌に歩く姿を後ろから眺めることが、わたしは好きでした。
3年半前の夏にリカは天国に行きました。
とても悲しかったです。次の日に葬儀をして、火葬をしたのですが、わたしは、すごく泣きました。
14年と半年‥リカと一緒に過ごした思い出を思い出すたびに泣きました。
遺骨は庭のリカがいつも座っていた場所に埋葬して、ヤマボウシの樹木を植えました。とても かわいい木です。リカのイメージに合った木を選びました。
3年半経った今も、ふと思い出すたびに、淋しくなりますが、天国でも、しっぽを丸めたまま走り回っているのかなと思います。