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浮く?沈む?|オンライン理科実験教室1 (2020/06/24)

 小学校の課外活動として、今年から年間を通して理科実験教室を行う予定でした。でも、昨年度末からの新型コロナウィルス感染拡大防止のための休校に伴い、実験教室の延期はおろか、学校再開した今も理科室で向かい合って、実験器具を共用しての実験は難しい。
 休校中もオンライン授業は行われることなく、学校は再開した。来るかもしれない第二波や、学校関係者の感染で休校になることを考えると、オンライン授業の準備はしておくべきだと思う。
 そこで、無謀にも理科実験をオンラインで行うことを試みた。

開催前の問題点
最大の問題は、実験道具。小学生相手に、zoomで双方向で行うのだけど、見ているだけーという実験教室はやりたくない。ぜひ自らやってみるものがいい。子どもだけで参加するかもしれないので、火は使わせたくない。豆電球だって学校にはたくさんあるけど家庭にはないだろう。家で簡単に揃うものでできる実験、危なくない実験。

Zoomが使えるか?
家庭で用意して欲しいものとともにzoomのテスト方法などを書いたメールを参加者に送信しておき、当日みんなが入室できることをただひたすら願った。

さあ、当日。
用意してもらったのは、お椀とゼムクリップ。浮く?沈む?
参加者は7組の親子。無事全員入室完了!
約束事はスクショしないこと。名前と顔がでてるからねー。お家の中まで映ってしまっていると、ね。
さあ、まずは予想しよう!
そっと置くと言われたから浮くんじゃない?
鉄だから沈むー船は浮くけどどう?
小さいから浮くー大きくてもビート板は浮くけどどう?
みんなの意見にわざと反対のものを提示して、いっぱい考えてもらった。こういう時は、全員カメラとマイクはOFFで、話す人だけON。他人の意見をしっかり聞ける方法だと思う。

いざ、実験!
全員カメラとマイクはON。浮いた〜、沈んだ〜楽しそうな声が聞こえて来る。えっ?なんで浮く子がいるの?私のは沈んでるー!
今まで知らない子同士だったのに、画面に名前が出てるから、互いに呼びかけて、なんでーーー、の大合唱。
目の前の結果は事実です! 失敗とか成功とかではないのです。これが理科の面白いところ。
浮いた子にコツを聞いてみる。クリップの大きさを画面越しに比べてみるーこれはオンラインでは難しい。浮くのはたまたまかもしれない。何個でも何回でもやってみる。クリップは濡れていても乾いていてもいいのか。

さあ、では確実に浮かせる方法を伝授!
大興奮!いくつもやってみる。
最後は洗剤で一気に沈める。

そう、今日の実験は表面張力でした。
拍手👏いいね👍反応もバッチリ学習、名前も各自変更してもらったり、チャットを送ったりして入力の練習もした。
さすが現代っ子、すぐに使いこなしてくれたわ。

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