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お母さんに読んでほしい子どもの靴の選び方について

子どもの靴のサイズ、どうチェックしていますか?

子ども達も春休みに入りましたね。
新学期に入る前に、是非知っていただきたいことがあるのです。
それは子ども達の靴の事。
入学式や始業式に向けて、新しい靴を買う準備をしていらっしゃいませんか?

その時、是非これを覚えておいていただきたいのです。
皆さんはお子さんの靴を買いに行くとき、どんなふうにしてサイズチェックをされてますか?
今履いている靴よりちょっと大きいサイズの靴を履かせて、
「どう?きつい?ゆるい?痛くない?」
みたいに子ども達に聞いているのではないでしょうか?
あるいは親指のあたりをちょいちょいと押さえて、足に当たっているか触ってみるとか。

そして、「すぐ大きくなるんだから!」とかなり大きめのサイズを履かせていないでしょうか。
実は私もそうでした。
だから子ども達にかなり大きいサイズの靴を履かせてしまっていたんです。そのことで、気がついた時には2人とも足の指の変形があったり、踵が崩れたりしていました。
下の写真は娘が4歳の時のものです。


小指と薬指の変形
かかとの内反


これに気がついたので、私はちゃんと子ども達の足のサイズにあった靴を履かせることができるようになったわけなのですが、じゃあ、ぴったりの靴って、どうやって見つけるのでしょう。

それは「中敷き」なんです。

靴を買いに行かれたら、その靴の中敷きを引っ張り出してください。
こんな風に。

この中敷きの上にお子さんの足を乗せてサイズをチェックします。
ぴったりだったらこの靴はもうお子さんの足には合わないということ。
0.5~1cmくらい隙間が空いている状態がベストということになります。
ミズノの靴は、これをわかりやすくするために、足の先に色が付けてあります。

この画像はミズノのサイトからお借りしました。
この黄色い部分に足があればOK。
これより上でも下でもダメってことです。^^

と、いうことは。

インソールを出せない靴というのは、どんなに人気のあるブランドであろうとアウトです。
残念ながら、子ども達の気を引きそうなかっこいい!とかかわいい!という靴は、ほとんどのものが中敷きをはずせません。

靴の命ともいえるもの

そしてもう一つ大事なのは踵の部分の硬さです。

子ども達の足の骨はとても柔らかく、特に踵をきちんと支えてやることがとても大事です。
だから踵の部分を親指と人差し指で挟んで力を入れたとき、ペコっと凹んでしまうようでは絶対ダメです。
1ヶ月も履かないうちにぐずぐずになってしまいます。

お店に行かれた時、是非踵の硬さの違いをお母さまの手で確かめてください。
骨が柔らかいということは、足が履かせた靴に合わせた状態になってしまうということ。
娘の踵の写真のように内反してしまうのは、柔らかい踵の骨を支えることができない靴を履かせているからです。

踵は靴の命ともいえるところ。
だから踏んではいけないんです。
是非子供達にも教えてあげてください。

指の変形を防ぐためには

では娘の足の指がなぜ変形していたのか。
もちろんサイズが合っていなかったということもあるのですが、もう一つは足首を固定させるような靴を選んで、履き方をきちんと教えていなかったのが原因です。

靴のサイズの話のところで、0.5~1㎝大きいサイズを選ぶというお話をしました。
大人も同じですが、足は歩いたり走ったりする時、体重がかかって大きくなります。
その時靴の先に足が当たらないようにするというのが、「捨て寸」と言われる隙間なのです。
ただしこれは足首が固定されてこそ効果があるので、ゆるゆるの状態で履けば、足は靴の中で動いてつま先が当たり、指の変形や巻き爪の原因になってしまいます。

だからこそ、紐靴は毎回履くときに結んで、マジックテープなら上から止めてしっかり固定させてやります。

できるなら上靴にも気を使っていただきたいところなのですが、幼稚園や学校の指定などがある場合は難しいので、もし、バレーシューズならなんでもOKというところであれば、


是非こういうタイプのものを履かせてあげてください。

うちはずっと、ムーンスターのキャロットシリーズを使っていました。

娘は中学で陸上をはじめ、高校も大学も陸上で行くことになったのですが、小さいころに靴の大事さに気がついてよかったと思っています。
今では変形していた足の指もまっすぐになり、踵もきれいになりました。

運動には足の指をきちんと使えることはとても大事なことなので、スポーツを頑張っているお子さんには特におすすめします。

子育てがほぼ終了した今、子供達が幼稚園の頃からやってきた、姿勢や歩き方、足育と言われる靴の選び方、履かせ方などが、いよいよ結果として出てきたと思います。
その結果を見て私が言えることは、
「姿勢や歩き方、靴選びは親しかできない人生のプレゼント」
だということです。
子ども達の人生にとってこんなに大きな影響のあるプレゼントはなかなかないのではないかと思います。
特に靴。
是非投資と思って靴に気を使ってあげてほしいと思います。

親が子ども達のサポートをすることはたくさんありますが、子どもたちの身体をよりよい状態に育てることは、長い時間をかけてやっていく大事な仕事の一つだと思います。

これが一人でも多くのお父様、お母様に届きますように。

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Belle Posent(ベル・ポーズ)
ウォーキングレッスン・インストラクター育成・研修・講演・セミナー
代表 水野里香
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