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「あれ?なんだっけ?」を思い出しやすくするには。

テストの時、
「あれ?なんだっけ?ちゃんと覚えていたのに!」
なんていうこと、よくありますよね。

確かに勉強したのになかなか思い出せない。
そんな時に思い出しやすいコツがあるのです。

そのポイントは「姿勢」。

実は人間の記憶と姿勢にはとても深いつながりがあるのです。

インプットとアウトプットは同じ姿勢にするべし

2005年、フロリダ州立大学の研究で、
「同じ姿勢をとる」というのは、年齢に関係なく体の「自伝的記憶力」
(自分自身に関する記憶)に驚くほど働きかけやすくなり、
その記憶は長持ちする

ということが発表されました。(2005年、Dijkstra氏)

私達が何かを思い出そうとしている時には、
ただ勉強したことだけでなく、
勉強していた状態も一緒に思い出しているのだそうです。
それが姿勢はもちろん、感情や環境も含まれているということ。

するとインプットした状態とアウトプットの状態は、
限りなく同じになる方がいいわけです。

テストの時には学校や試験会場で、
初めての場所ということも多々あると思いますし、
家で勉強するときはリラックスできていても、
どうしても緊張してしまうこともあるでしょう。

それでも「姿勢」だけは、
同じにすることは簡単にできるはずです。

インプットは姿勢を正しく!

それなら別に悪い姿勢でも、
両方同じならいいんじゃないかと思われるかもしれません。
でもそもそも覚える時の姿勢がいいか悪いかで、
結果が全く違ってしまいます。

あなたもやってみてください。
足をきちんと床に着け、背筋を伸ばして座りましょう。
そしてお腹に届くような深い呼吸をしてみてください。
ゆっくりと腹式呼吸を繰り返していると、
不思議と落ち着いてくるのがわかると思います。

これは腹式呼吸をすることで、
副交感神経の働きが優位になるから。
これで集中力が上がるわけです。

それでは逆にちょっと背中を丸めて座ってください。
そしてさっきのような深い呼吸をしてみてください。

どうですか?

空気はお腹に届かないですよね。
浅い呼吸の時、人間は感情が乱れます。

そして背中を丸める状態になったことで、
血流が悪くなり、脳に酸素がいきにくくなります。
脳は身体の中で一番酸素を必要とするところですから、
当然働きも悪くなります。

だからより効率よく勉強するなら、
その時の姿勢はいいに限るわけです。

座った時のいい姿勢のポイントは

座った時にいい姿勢を保つためには、
まず机と椅子の関係も大事になります。
特に椅子はきちんと両足が床につく高さであること。
もし届かないのであれば、
台を置くなどして両足が着くようにしてください。

そしてできればそれにあった高さの机であることが
理想の形になります。

そして座った時の膝の角度、
これを90度にすることを意識してください。
この角度が背筋を伸ばす上半身を支えてくれます。

腰は反りすぎず、
恥骨が座面と垂直になるような状態にします。
すると骨盤がまっすぐ立つので、
楽に上半身をまっすぐにすることができます。

首を前に倒すと血流が悪くなるので、
できるだけまっすぐにしておく。

この姿勢を習慣にすることで、
インプットとアウトプットの姿勢を同じにしていくことができます。
今日から是非お試しください。

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