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NHK技研公開2019に行ってきました。

今年もNHK技研公開に行ってきました。
NHK放送技術研究所は年に一度、その研究成果を一般公開しています。
ご存知でしたか?
今年は5月30日から6月2日までの4日間。

私も放送メディアに関わる人間なので、可能な限り足を運ぶようにしています。
最新の技術をチェックしておきたいですからね。

NHKは「フルスペック8K(8K120Hz映像と22.2ch音響)押し」です。
そして解説員の話では、この8K120Hzが最終形らしい。
これ以上のスペックにしても人間の視覚では認識できないですからね。
そして、それをどう普及させていくかの展示が多かったですね。
圧縮技術、伝送技術、アーカイブ技術、ワイヤレスカメラ等。
その伝送技術には衛星は欠かせないようで、私の大好きなロケットが、このように日常生活と繋がっているかと思うと、ちょっと嬉しいですね。(^^)

まぁ、8K映像に対し22.2chの展示が少なかったことに関しては、音屋としては少し不満でしたが。
映像だけが良くなっても音が付いてこなくては魅力半減。
NHKは22.2ch音響の展示は以前からあるけど、ハイレゾの展示はない。そのあたりは研究対象じゃないのかな?
ストリーミングが当たり前の時代ですから、8K同様、ハイクオリティのサウンドの放送、通信を実現させて欲しいものです。

そう、繰り返しになりますが、今後はそのハイクオリティな映像や音声をどうユーザーに届けるかが大切かと思います。
衛星なのか、5Gなのか。そしてクラウド上のアーカイブ。
パッケージ文化は終わったのだなぁと感じました。

あと、VRとARの展示もあり、時代はVRからARに移行していることを実感。

まぁ、全体を通して映像や音響より「通信」が今回のメインのような気がしましたね。
そして、昨年大きく取り上げられていた「音声入力」に関しては、ほとんど展示なし。
放送技術の方向性が1年でどこまで変わるかを知る意味でも、毎年足を運ぶことに意味があるのかもしれないですね。

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