ひとりで都心のホテルに泊まるということ。

中高生の頃に「なりたい自分」っていうのがあって。
まぁカンタンに言うと「憧れ」ですね。
その頃は、林真理子さんのエッセイや小説、それに「なんとなくクリスタル」等、流行っていたので、東京のオシャレな生活に憧れていたのですよ。
当然「カタカナ職業」でね。(もう死語だね)
ラジオを聞いていると「渋谷区神南」とか「千代田区有楽町」そんな住所にもドキドキした。
そう住所にさえ「萌え」ですよ。
マンション暮らしでハイヒールでカツカツ闊歩するような人間になりたかった。
まぁ、田舎者ですから東京への勝手な憧れと言うか勝手な妄想。

その憧れを具体的に言うと、
・マンション暮らし
・ハイヒールで闊歩
・ひとりで映画(喫茶店で「ぴあ」なんか読んでる)
・オシャレなBARの常連になる
・ひとりで都心のホテルで過ごす
まぁ、こんな感じで。

馬鹿でしょ?
なんの意味もないでしょ?
意味のない憧れでしょ?
でも、あの頃の憧れを実現したっていいじゃないのっ!
私、残念ながら恋愛には恵まれたとは言えないけど、一生懸命仕事して、年に一度くらいはプチ贅沢を出来るくらいの収入は得ているもの。

そう、年に一度くらいはね。
今日がその日だってこと。
自分の年に一度人生を振り返る大切な日。
誰にも邪魔されない自分だけの日。

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