ピンク&紫色の豆と完熟トマティーヨ
鞘を開くのがとても楽しい豆、スカーレット・ラナー・ビーンズ(Scarlet Runner Beans)。夏に咲く、鮮やかなスカーレット色の花も綺麗です。
小学校の畑で採れたのをもらって、料理してみました。
日本語では「紫花豆」と言うそうですが、若い豆はピンク色。もっと若いと、鞘ごと食べられるそうです。
塩茹でにしようと、お湯に放り込んだら、紫色になりました。
皮は薄紫色になってしまいましたが、中身が鮮やかな黄緑色。そら豆みたいな感じです。
小さい豆はそのまま皮も食べられるので、サラダやサルサに入れました。
そして、茶色の鞘に入っている紫色の豆は、日本では甘納豆などに使われているようですが、ローストしたラム肉が残っていたので、玉ねぎ、にんにく、トマト、コエントロ(パクチー)で風味を付けてブラジル煮豆風にしてみました。
乾燥した豆と違って、水に浸けたり、圧力鍋で煮込んだりする手間がないのが嬉しいです。仕上がった煮込みの見た目は、特記することもありませんが、大きな豆なので食べ応えもあり、家族にも好評でした。
そしてもう1つ、完熟したトマティーヨ(Tomatillo)ももらってきました。
緑色のサルサの材料として知られているトマティーヨですが、完熟したものは、薄い黄色です。
一般的には「緑色のものを選びましょう」と言われているようですが、小学校の畑の世話をしてくれている農家の方が、「皮が茶色くなって、地面に落ちるくらいが食べごろ」だと言うのです。
恐々、生で食べてみると、かなり甘い!「〇〇みたい」と言った表現の難しい、独特の、敢えて言うならトロピカルなフレイバーです。
衝撃的!かなり美味しい!と思ったのですが、娘たちは「まっずっ!!!」と吐き出しておりました。なので、まあ、万人受けする味ではないかもしれません。
緑のトマティーヨ同様、サルサにしてみました。大人のお客さんは美味しいと言って食べていたので、大人の味なのかもしれません。