「僕のワンダフル・ライフ」わんこと一緒に観たい犬映画
「犬は人に、猫は家につく」
犬と猫との違いについて、昔から言われる言葉。
実際には飼い主さんに従順なにゃんこもいることだろうし、猫派の人がこの言葉を聞いたら異論も出るのかなと思う。
ただ、実際に犬を飼っていて「ものすごく主人に忠実な動物だな」と感じるのは事実。
(我が家の愛犬、マロン)
特にトイプードルは「ストーカー犬」の異名をもつほど人懐っこい。
今は4歳になり、いくらか落ち着いてきたものの、昔は本当に家中どこでもついてくる感じだった。それこそお手洗いもお風呂も、どこへでも。
出かけるときなど吠えられて困ることもあるし、バタバタしているときや持病で体調の優れないときなど、困ることはある。でも、その姿が愛おしく、憎めない。
そして、側からみたらおかしな話かもしれないけれど、時折ふと、こんな考えが頭をよぎる。
「昔うちにいたパールホワイトハムスターのまろたん(マシュマロ)に似てる。もしかして、生まれ変わって戻ってきてくれたのかな」
…なんて。
そんなわたしの思惑とリンクする映画がこちら
「僕のワンダフル・ライフ」とその続編「僕のワンダフル・ジャーニー」だった。
▽ 予告編(YouTube ユニバーサル・ピクチャーズより)
大好きな飼い主に会いたいという一心で、何度も何度も生まれ変わるひとり(一匹)の犬の犬生を描いたアメリカのドラマ映画。
「ワンダフル・ライフ」では飼い主が50代を迎える間に3回生まれ変わる。
続編では、飼い主の「孫娘の側にいてあげてほしい」という言葉に従い、転生の旅に出ることに。
その後、幾多の災難に見舞われながらも役目を果たし、また飼い主のもとに戻ってきた主「犬」公。
長きに渡って寄り添った飼い主が亡くなり、いよいよ本当の最期を迎えることになるのだった。
殺処分や保護犬譲渡会、飼育放棄など犬を巡るシリアスな現実を映し出しながらも、コミカルな要素もところどころに織り込まれており、家族そして愛犬と観るのに最適な映画だと思った。
(他の犬が出演していると前のめりになるマロン)
続編「僕のワンダフル・ジャーニー」の映画評論家からの評価はさほど高くない。支持率48%、平均点は10点満点で5.16点。「感傷的に過ぎる」と。
実際、お涙頂戴のような要素もあるのは否めないし、ストーリーの性質上、ところどころ単調に感じる。
それでも、幾度も輪廻転生してきた主犬公が飼い主のいる天国に昇っていくところで終わるさまには、少しほろりとした。
この記事を書いている2021年10月末、こちら北海道札幌は気温10℃前後。
洋画好きな方はもちろん、犬と暮らしている方。これからの寒い時期、おうちで暖まりながら観てみてはいかがでしょうか。
お読みくださってありがとうございました。