選手の「ドタキャンは迷惑」発信
こんにちは!
2022年明けましたね!
今年はnoteを継続的に綴っていけるようにトライしていきたと思っております(寅年なだけに(・・え?))
どうぞよろしくお願いします!
今日は、選手がチケットのドタキャンは迷惑ですやめてください発言について、思うことを綴ってみたいと思います。
まず、選手にとってチケットとはどう言うものであるのか、と言う説明から書いていきますね。
私たち選手(私は元選手)は、契約によってファイトマネーが現金とチケットの半々であったり、オールチケットであったり、様々な契約があります。
よっぽど知名度が高い選手でない限り、ほとんどの選手はチケットは超地道な手売り販売をしていますので、当時の私みたいな無名の選手は本当にチケットを売ることが練習の何倍も大変でした・・!
練習でクタクタでも、チケットを売るためには多少の人付き合いも行かないとなぁ・・
でも、ご飯行ってもお金ないし、奢ってもらえる人じゃないとなぁ・・
でもお酒も飲めないし、つまんないやつだと思われたら嫌だなぁ・・
なんて具合でした!
(今の知識があったらもっと売ってたかもしれないのにとか思ったりなんかする。)
チケットを売る目的はもちろん換金してファイトマネーをゲットしたいから。
と言うのはもちろんのこと、
何より、応援してくれる人がいて欲しいし、日々の練習の成果・最高のパフォーマンスをみんなに見て欲しいから。
ほとんどの選手はみんなそうじゃないのかな?
さてここで本題です。
こんな苦労してやっと売ったチケット。
コンサートなどのイベントだと予約した時点でキャンセルが不可な場合がほとんどなのですが、選手の手売りチケットの場合、人間関係の延長である感覚があるので平気でドタキャンが多発します。
仕事になっちゃった、体調が悪くなった、と言った理由です。
これは困るよね!!
確かに困るよ。わかる。超わかる!
そして困った選手は、ブログやインスタグラムにこう書きます。
『チケットのドタキャンは迷惑です。
僕たち選手はチケットで食べてます。
そしていい試合をするために、日々命を削って過酷な練習と壮絶な減量に耐えています。
軽くドタキャンされても困るので、そういう方は今度チケットを売りません。
選手を代表して言わせていただきました。』
と言った具合に綴られたりします。
ここで考えたいポイント。
この問題はなぜ引き起こってしまい、予測もつくのになぜなくならないのでしょうか?
なぜ、チケット購入者は楽しみにしていたであろうチケットをドタキャンしてしまうのでしょうか?
・・・本当に楽しみに思っている方ばかりなのでしょうか・・?
私たちが物を買うとき、イベントやコンサートのチケット購入するとき、何に大してお金を払っているのか。
勝手に大きく二つに分類しますね。
①自分にとって何かしらの価値がある物、価値がある時間に対価を払う。
②友人や知人の頼みや付き合いで、さほど興味のないものにも交際費としての出費をする
格闘技観戦というのは、無名である場合、ほとんどは②ではないかと思います。
なぜなら、私の応援に来てくださっていた方のほとんどは全く格闘技ファンではなかったからです。
私が出ない試合なら行かないし、私の試合が終わったら他の試合を見ずに帰る方がほとんどでした。
それは格闘技の魅力を伝えられていないからだー!ではなく、
人の心理なんてこんなもんなのが現実です!
初めはどんなもんか一度見てみたいな、
行ってみたら面白いな!またきたいな!
でも、リカが出ないならそこまでして見なくていいかな。
そして余韻が消えた頃ともなると、
またチケット売られるのかなぁ。
みんな行くなら行っとくか!
てな感覚だったりします。
そもそも、日本人ていう人種はさほど格闘技に興味がないんです!
元選手である私がいうのも変だけど、一般的には格闘技って敷居高かったり、お金を出してまで時間を割いていきたいわけではなのです。
しかも日曜日の夕方の試合ともなると正直付き合いでさえもいきたくない、家で明日に備えてゆっくりしたい。
もっというと、
キミがどんなに命を削っていようが、それはキミが勝手に好きでやっていることなんだし、ボクらに価値が提供されなければ関係ないよ。
という心理です。
だって、どんなに手に血を滲ませて気持ちを込めて作ったハンドメイドの置物でも、自分にとって価値がない物であったり、さほど興味がない物だったら例え10円でも買いたくないですよね?
だから考えなければならないのは、
自分がどんなに頑張っているとかは全くそのチケットを購入していただく相手には一切関係ないです!
もし購入して頂いたら、絶対にいい物見せることをお約束し、感謝して練習に励めばいいです。
物理的なドタキャンは、事前にチケットはキャンセル不可であることをお伝えすれば良いのではないでしょうか?
(↑一番の解決策ここ)
万が一、ドタキャンが起こっても収入は担保されます。
私は今でもこう思います。
今私がやっていることは誰に強制されているわけではなく、
自分がやりたいことを勝手にやっている。
それを応援してくれる人がいたら、その人のために全力で対価以上の価値提供する。
そう決めています!
この考え方を持つと、ただただ人に感謝できるし、自分軸を持って生きられます!
しかしながらやはり、格闘技の素晴らしさや感動は1人でも多くの人に届けていきた思いは変わりません!
格闘技のチケットはなかなか取れないんだよね。と言った時代に。
どの選手もチケット販売やドタキャンに悩まなくて良くなる時代を作っていきます!!!
以上です!