独身・実家なしのアラサーが会社を辞めてライターに。夢を叶えた5つのポイント
※この記事は、ライターに限らず、夢を叶えて幸せになりたいすべての人に届けたくて書いています
タイトルのとおり、私はアラサー時代に会社を辞めて、2年ほど無職(たまにバイト)になりました。
きっかけは、それまで正社員として勤務していた職場環境に適応できず、プチうつ状態になったこと。好きな職場だったけれど、自分の心身の健康のために離れることを決意したのです。
両親ともにすでに他界していて、実家はありません。子どもどころか夫もおらず、彼氏すらいない。そんな状況で、組織からも抜けるなんて……と、周りの人たちからとても心配されました。
でも、私は小さい頃から、「人にできることが、自分にはできない」という違和感・生きづらさを感じて生きてきました。なので、人と違う道を切り拓かなくては幸せになれない、と直感したのです。
当時、友人たちは結婚・出産ラッシュ。それを横目に、私の逆走は止まりませんでした。
▼あらためて自己紹介▼
私の好きなこと=かくこと。文章を書いたり、絵を描いたりすることを仕事にしたいと思っていました。好きなときに、好きなだけ、「かくこと」に没頭する。それが、私の幸せなのだ、と。
もちろん最初から「叶え方」なんてわかりません。それも自分で開拓したいと思っていました。時間はかかるし、失敗も多い。けれど、全部自分で経験して、いつか誰かの夢実現に役立てられたらいい。それを、今こうして書いているのです。
私の夢は、叶いました。
31歳でライターのアルバイトを始め、32歳でフリーに転身。それから42歳の現在に至るまで、他に浮気することなく、ずっとライターひとすじです。夢に描いていたとおり、私は文章を書き続けています。
このおよそ10年で、自分の名前入りの記事をはじめ1,500記事以上を執筆。オリンピック選手やノーベル賞受賞者、人気俳優、大企業社長を含む500名以上の人物取材も続けてきました。
好きなことを仕事にして得た自信・パワーはすごい! 仕事が軌道に乗り、「自分の人生を生きている」と実感できた頃、今の夫とも出会えました。結婚・出産の夢も叶えることができたのは、「①かくことを仕事にする」が叶えられたからこそだと思います。
では、なぜ独身・無職・実家なしになって何もないアラサーだった私が、かくことを仕事にするという夢を叶えられたのでしょうか。
今振り返って、重要だったと思う5つのポイントをご紹介します。
1. 退職の際、理由を○○にした
この○○に入るのは、「夢を叶えるため」です。
私は会社を辞めるとき、上司や仲間にそう伝えました。緊張でブルブル震えながらも、真剣に(ヘラヘラしないで、真剣に伝えるのが重要!)。書面上は、「一身上の都合」だけれど、口頭ではすべての相手に「夢」を語ったのです。
「夢を叶えるため」は、退職理由のキラーワードだと思います。相手の良心に訴えかけ、引き止める気持ちを削ぎ、応援せざるを得ない状況をつくる。誰も傷つけない、前向きな理由です。実際、「残念だけど」と言いながら、多くの上司・仲間が応援・協力してくれました。
そして、自分をいい意味で追い込むこともできます。「宣言したからには、ぜったい実現させなくては」と。後日、元職場の人とバッタリ会ったときに、「夢、叶えましたよ」と報告したいから。
2. 何もなくても○○だけはしておいた
この○○に入るのは、「貯金」です。
経済的に頼るあてがなかったからこそ、貯金だけはしていました。具体的な金額までは覚えていないけれど、何もしなくても数か月は生きていけるように考えていたと思います。
バイトをしながら夢を追うことも可能だけれど、集中して挑みたいなら、ある程度まとまった時間が必要です。稼ぐのに忙しくなってしまったら、本末転倒になってしまいます。
「お金がない! お金がない!」って言いながら夢を追うのは、性格的にも難しい。私みたいにすぐ不安になるタイプなら、ある程度お金を貯めておくと安心です。
3. ○○に話を聞きに行った
この○○に入るのは、「成功者」です。
自分が目指す世界で実際に活躍している人に話を聞きに行きました。
私の場合、最初は実は「かく仕事」としてライターではなく、絵本作家を目指していました。なので、現役絵本作家さんがどうやってその夢を叶えたのか聞いてみようと思ったのです。
そこで、当時自伝を読んで、とても気になっていた絵本作家さん(今や超有名すぎて名前を書くのもおそれおおい……)にmixiからメッセージを送ってみました。「絵本作家になりたいので、話が聞きたい」という趣旨で。
もちろん、返事が来ないことも覚悟していました。けれど、驚いたことにすぐに返事を返してくれたのです。そして、いくつかのやり取りを経て、直接会ってアドバイスをもらうことができました。
その後、私は絵本作家ではなく、ライターを目指すことになったけれど、絵本作家さんから学んだことはすべて応用の効くことばかりでした。スキルではなく、マインドと行動を教えてくれたからです。
感謝しても、しきれません。だから、私は一生かけてでも、今度は自分が誰かの夢を叶える役に立つことで、恩返しすると決めています。
ここ数年で、SNSや人々の価値観も進化して、著名人とよりつながりやすくなりました。でも、それを活かせる人はほんのひと握り。勇気を出して、自分から行動した人たちだけなのです。
4. ○○できるかどうかで適職を見極めた
この○○に入るのは、「修正」です。
上記3で書いたとおり、私は当初は「かく仕事」のなかでも、絵本作家を目指していました。けれど、試行錯誤するなかで絵と文章を切り離し、文章を書くことだけを仕事にしようと決めたのです。
絵本作家よりライターの方が自分に合うとわかったのは、明確な理由があります。両者に向き合う自分に、明らかな違いがあったのです。それが、修正ができるかどうか。
絵本作家を目指しているときは、自作の絵本を出版社に持ち込んだり、プロに見てもらったりしてアドバイスをもらったけれど、それに応じて修正することができませんでした。自分のために書いていたから、人の意見が受け入れられなかったのです。
一方、ライターとして書いた文章は、人からもらったアドバイスをもとにいくらでも修正できました。読み手のことを考えて、もっといい文章にしたいと思えているからです。実際、修正すると磨かれる。それが喜びになっています。
自分の仕事を修正できるかどうかは、その仕事が向いているかどうかを分ける重要ポイントだと私は思います。修正できないものは、仕事にはなりにくいです。あくまでも持論だけれど。
適職に迷っている方がいたら、そこを見極めて欲しいなと思います。
5. 夢の仕事を○○から始めた
この○○に入るのは、「アルバイト」です。
私が最初にライターとして仕事をしたのは、フリーランスではなくアルバイトとして、でした。教育系Webサイトの運営会社のライター求人を見つけ、応募したのです。未経験でも、「ライターをやりたい!」という熱意を買ってくれたのか、採用してもらえました。
自分のやりたい仕事をアルバイトから始めることには、こんなメリット・デメリットがあります。
基本的にメリットが大きいけれど、人によってはデメリットもある。特に、自由な働き方を求めて会社員を辞めた経験のある人にとっては、上記デメリットに抵抗を感じるでしょう。
私もデメリットを考えなかったわけではありません。でも、とにかくライターになるという目的が明確だったので、以下のような意識を持って割り切っていました。
結果的には、フリーに転身したのは1年半後となったし、ありがたいことに辞めてからも社員の方々とのご縁は続いたのだけれど。その後のライター人生の土台を築く、大切な経験となりました。
フリーに転身してからの案件獲得方法を知りたい方はこちらの記事が参考になるかと思います▼
以上
1.退職の際、理由を「夢を叶えるため」にした
2.何もなくても「貯金」だけはしておいた
3.「成功者」に話を聞きに行った
4.「修正」できるかどうかで適職を見極めた
5.夢の仕事を「アルバイト」から始めた
私が夢を叶えた5つのポイントでした。
何もない状態から夢を叶えるために、動き出そうとしている方のヒントになれば嬉しいです!
記事を読んでよかった〜! と思ってくださった方は、ぜひスキ・コメントくださいね😊
あなたの夢が叶いますように✨