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原稿料いくらですか? が聞けなかった過去の私に教えたい【フリーランス新法】
「フリーランス新法」が2024年11月1日に施行されることをご存知ですか?
フリーランスが、今よりずっと働きやすくなるかもしれないのです。知らないと、もったいない!
このニュースを、より多くのフリーランス仲間と共有したい。その取っ掛かりになればと思い、この記事を書いています。(すでに熟知している方は、ぜひコメントで補足の情報をお願いします♪)
フリーランスとしてこれからも頑張っていくぞ! と思っている方は、ぜひ読んでみてくださいね!
▶フリーランス新法とは
フリーランス新法とは、2024年11月1日に施行される「フリーランス・事業者間取引適正化等法」のことをいいます。フリーランスが安心して働ける環境づくりを目的とする新しい法律です。
この法律では、フリーランスが安心して働けるように、発注事業者に次の7つの項目を義務付けています。
① 書面等による取引条件の明示
② 報酬支払期日の設定・期日内の支払
③ 禁止行為(1か月以上の業務委託の場合)
④ 募集情報の的確表示
⑤ 育児介護等と義務の両立に対する配慮(6か月以上の業務委託の場合)
⑥ ハラスメント対策に係る体制整備
⑦ 中途解除等の事前予告・理由開示
厚生労働省のリーフレットはこちら
公正取引委員会の特設サイトはこちら
▶フリーランス初期の私のやらかし
私がフリーランス新法を知って一番興味深いと感じたのは、①の「取引条件の明示」です。
ここでいう取引条件とは、
・業務の内容
・報酬の額
・支払期日
・発注事業者・フリーランスの名称
・業務委託をした日
・給付を受領/役務提供を受ける日
・検査完了日
・報酬の支払方法に関する必要事項
なぜ、この「取引条件の明示」に着目したかというと——。
私自身がフリーランス初期、曖昧な条件のもとで仕事をしてしまっていたから。「今回も原稿料がいくらか聞けないまま案件を受けてしまった!」ということが、一度や二度じゃありませんでした。
とにかく、仕事を依頼してもらえることが嬉しくて。
依頼主:りかさん、○○の仕事できる?
りか:できます! やります!
依頼主:さっそく○月○日に取材があるんだけど、お願いできる?
りか:ありがとうございます! 詳細教えてください
→取材先の情報や原稿テーマなどが送られてきて、取材日を迎える
依頼主:今日の取材の原稿なんだけど、3日後までにお願いできる?
りか:あ、はい!
りか心の声:(わー……もう少し長いと思ってた! 徹夜だー)
→無事に原稿提出。その後……
りか:恐れ入りますが、今回の原稿料はいつ、いくらいただけますか?
依頼主:あ、言ってなかったっけ? ○月末に○円お振り込みしますね
りか:ありがとうございます!
りか心の声:(今回も原稿料を聞けないまま案件を受けてしまった〜! でも楽しかったし、いい仕事ができたからまぁいっか)
上記のようなことをたくさんやらかしていました。当時はまだまだ依頼主が上・ライターは下みたいな意識があり、自分からお金の話をしてはいけない……と思い込んでいたようです。
(さすがに今は最初に確認しています!笑)
▶フリーランスがすべきこと
フリーランス新法が施行されたら、フリーランスが「原稿料がいくらか聞けない」なんて事態に陥ることはほぼなくなる、と期待しています。が、すぐに変わるかどうかはわかりません。
大切なのは、フリーランス側がこの法律のことを知り、自分たちから「取引条件を書面でください」と依頼主に言えることだと思います。これまで言えなかった方も、多少は言いやすくなりますよね。
この夏、全国各地でこの法律の説明会も開催されているようです。もっとよく知りたい! という方は、ぜひそちらもチェックしてみてください。
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