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商業出版する方法#22〜本を出すのに周囲の心配やアンチに付き合っている暇はない。

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー・渡邉です。

今日は、少し趣向を変えた話を。
『ユダヤ人大富豪の手紙』をはじめとしたベストセラー作家である本田健さんの”Youtube人生相談”を見ていて、小説を出版してみたいという女性への答えが興味深かった。

「電子書籍で小説出してみたいのに親や周囲が反対する、自分としてはうまく折り合いをつけていきながらやってきたい」という相談に対する総合的アドバイス。
これは私も同感。詳しくは動画もみて欲しいのですが、周囲の反対や批判を押し切れない・うまくスルーできない「無難」な人が、1億人を相手にする文筆ビジネスは難しいかな、って感じです。


乱暴な言い方になったらすみませんけど、小説家は「普通と正反対のことを文章で伝えられる」から作家として仕事にできると思うんです。
フツーの人がフツーのことだけフツーに書いて、注目されないです。


これって、独立や起業なんかも同じではないかと。。
あと、やりたいことがやれない人、夢があるのに叶わない人にもよくある課題だとも思います。  
周囲の反対とかアンチってまさに「本気度を試されている」ってことの表れなんですよね。
おまけに“親”は自分たちがやってないことを子供がやろうとすると、反対や心配してくるのは必須ですよね。
私も多く経験しています。


でもそれに負けちゃアカンです!!


でも「電子書籍で小説出すのが夢」のであれば、むしろリスクは相当低いので、「周囲の反対」に逡巡している場合ではないですよ。
自分で自力で簡単に出せるのですから。電子書籍なら。
健さんも言ってるけど、黙ってペンネーム使って1冊書いて電子で出せばいいだけです。 
とてもシンプルなことです。


加えてなかなか白眉なのが4:14以降のアドバイス。
「小説家になりたいという人は多いけど、1冊書けば(出せば)力尽きるという人がいる」

これって、ビジネス・実用書の世界でも同じなんじゃないのかな〜って思った。


本出したい!という人は多いけど、


「この人、単に鬱憤を晴らしたいだけなんじゃないのかな?」
「もしかして大きな承認欲求を満たしたいだけなんじゃないの?」


って思う人もいるし、そういう人、瞬時にわかっちゃうんですよね…(経験上)。 


鬱憤や承認欲求なら、本でなくたってSNSで十分じゃないかな、ってマジ思います。
それこそ電子出版やオンデマンド、自費出版でもいいくらいです。
ちなみに本田健さんは世界的大ベストセラーの自著『ユダヤ人大富豪の手紙』は当初自費出版から始まっているんですよね。
自費で数千部ほど刷って、それを周囲に配る中で商業出版のオファーをもらったところから始まったそうです。
なんでも、とにかく「やってみる」「踏み出してみる」が大事だと思いますよ。


まあ、この相談者の問題の本質は「やりたいことがやれるかどうか不安、健さんどうすればいい〜!?」という典型的な話なんだろうと思いました。

本を出したいなら「夢なんです」ではなく、本を出す・著者(作家)になると決めることです。そこから、出版にまつわるアンテナが立ちはじめます。
実際著者の人たちも、本を出すと決めて本気になっているから、本が出せるんですよね。
すごくシンプルだけど、なるほど8割以上の人が「できていない」ことでもあります。

本を出したいなら、独自の道を突き進むのが絶対です。道を拓いて進んでいきましょう。
特に商業本を目指すならとても大事な心構えです。


参考になれば幸いです。

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