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商業出版する方法#23〜ブログやSNSの発信が出版社への信頼・実績になる

本を出したいと考えるビジネスパーソンは多いが、大体において「出版企画のコンテンツ」がまとまっていないケースが圧倒的多数です。

編集者に「こんなアイデアを考えていて・・・」とアウトプットしてみて、内情や反応を探りたいのはわからないでもないですが、出版社側が求めているのは、「あなたが考える出版企画やアイデアを本にする上で、説得力の高い”実績”はどれくらいあるの?」ってこと。

「起業して10年続けるための秘訣を本にしたい」という事例があるとして、ではそういう本を書くためのコンテンツと実績はどこから引っ張り出して来れますか?ってことです。

この場合、ご自身の経験からがほとんどではないかな、って思うけど、そういう時は圧倒的に上手くいったコツを企画書に「全公開」していただくことが必須条件。
でも、「出し惜しみ」する人が9割なんですよね。
仮にも価格がついた商品を企画しようとする出版社の編集者に対し、情報の出し惜しみはやめるべきだと思います。
企画書も個人情報として、出版社は丁重に扱うから、その点を気にされるなら・・・問題はないです。安心して提示ください。

実は一番簡単なのは、「人に教えている」場合です。塾や講座を持っている起業家・経営者の人は、実績も証明しやすいし(クライアント人数やクライアントの具体的実績など)、コンテンツがテキスト化・モノ化されてる場合も多く、すでに「目に見える形」になっていることから、本にしやすかったりします。
編集者も「時間をかけてじっくり著者と練って本にする」だけではありません。むしろビジネス書や実用書の場合は、旬なネタや企画はすぐ本にしたい(それでも半年はかかりますけどね)。
だからすぐ本にできそうな著者候補をスカウトしたい、わけです。

そんな背景があるなかで、コンテンツがまとまっていないアイデアだけの段階だったり、テキスト化・見える化されていない状態では編集者も信頼しないです。
企画書でうまくかければいいけど、残念ながらバリューある企画書は1割程度。

だからこそ、先にブログやSNSを活用して、色々アウトプットしながらコンテンツをストックすることが大事かな、って思います。
編集者はあなたが思っている以上にSNS見ているし、今や自分たちも発信しています。
だからブログを書くことやSNSの発信を甘く見ない方がいいですね。

実際に出版の決めてになったのは、企画書ではなく「ブログだった」という事例も最近とみに多くなってきていますので。

ブログは「日記」ではないですよ。特にひとり社長・ひとり起業家であるなられっきとしたビジネスツールであり、武器です。
そして、実績になります。
ブログやSNSでストックされている情報の中から、編集者も出版企画のネタを拾って逆に提案してくることもおうおうにあるので、このnoteでも構いません。
自分の意見・考え・コンテンツをアウトプットし、ストックしておくようにしてください。
フォロワーの大小も必要になることもありますが、そこにこだわる必要はないでしょう。


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