記憶力強化、受験対策~息子にも家事を教えましょう~
みなさま、ごきげんよう。りかママです。今日の話題は、「小学校受験するなら時短家電はNo」です。
先日、あるミーティングで話題になったことは「時短家電」です。共働き世帯でもそうでなくても、時短家電導入を進めるポイントとして挙げられていたのは、
(1)夫婦で家事分担を話し合うこと(男性も育児、家事を行うこと)。そして、夫婦ともに苦手な家事であれば、時短家電投入が効果的であること。
(2)時短家電ではないが、カレンダーアプリなどを利用することで、家族一人一人のやるべきことをリマインダーしてくれるので、親が子どもに手をかける時間を減らすことができること。
ん。。。我が家は夫婦共働きですが、息子が2歳児クラスのころより小学校受験を考えていました。だからこそ、時短家電はNoという意見でした。
1.なぜ、時短家電を使わないのか?
上記(1)について、我が家でも夫婦で家事分担を話し合ったことがありますし、旦那が「できる」といってやってくれた家事の結果を見て、イラっとしたこと、私がやり直したことは多々あります。そこで、旦那に聞きました。
私 「小さいころ、お母さまから家事を習った?」
旦那 「ううん。家事なんて親から聞いていない。見よう見まね。」
旦那は小学校受験をしていないし、幼児教室にも通っていなかったし、「保育園のころ、家でも外でも特に何も習っていない」という感じ。ん~、だから、家事が上手じゃないのかも・・・
これからの時代、男子だって家事ができたほうがいい。それなのに、時短家電をバンバン投入していたら・・・親が家事をしていなければ、子どもは、「家事は機械がやるもの」って思いますよね。
もし、小学校受験をしないなら「家事は機械がやるもの」と考えて成長しても、問題ないかもしれません。その子が大人になって築く家庭でも、バンバン時短家電を投入すればいい。しかし、小学校受験をするなら、そうはいきません。必ず、「おうちでのお手伝いについて教えてください」と聞かれます。
小学校の試験で、スモックのたたみ方やお弁当包みなどが、生活習慣の問題として出題されることがありますが、試験に出るということは、私立小学校に入ってからの必須技能ということです。たとえ、お子様の試験ではこれらの出題がたまたまなかったとしても、これらのことができていないと、小学校生活がスムーズに送れなくなります。
スモックのたたみ方をわざわざ教えるより、毎日、洗濯物をたたむ仕草を見せ、一緒にやろうと声をかける。お弁当包みをわざわざ教えるより、子どもに自分のお弁当箱は自分で包んで園バックに入れさせる。園に持って行くお着替えは、子どもに自分で風呂敷に包ませるほうが、断然良いのです。
小学校受験は勉強onlyではありません。勉強以外のこと、つまり日常生活を親の助けなく送れるようにすること、子どもも大人と同じことができるようになることが大切です。よく合格体験談で、「子どもを一人の大人として扱い、いくつかの家事を完全に任せました」という話が聞かれるのはそのためです。
2.スケジュール管理は記憶力を鍛える最良の方法
そして、次は上記(2)について。年長の夏から、小学校受験をするご家庭はものすごく忙しくなります。我が家は共働きですので、子どもの夏期講習、模試のスケジュール、学校のスケジュール、保育園の予定、自身の仕事や夏季休暇、そして旦那の予定・・・「週5で働いているから夏期講習に通えません」なんて言えません。保育園に休みの申請をし、朝、お弁当を作って幼児教室に送り込み、仕事の合間をぬって模試の申し込みをし、時間単位の休暇を使ってお迎えに行き、帰宅後は子供のプリントを見ながら仕事の続き、終われば子どもと一緒に夕ご飯をつくり、週末の予定を確認したらそれに合わせた準備をし、という感じに。
模試もすぐに満席になってしまうものが多いので、いくつかは旦那にも申し込みをお願いしていました。「〇月×日〇時からの模試を申し込んでおいて。それが無理だったら、〇〇教室の〇時からの模試を・・・」と旦那に話していたら、旦那はパニックに。「予定をタイムツリーで管理しよう」と言ってきました。そして、実際にタイムツリーを使ってみたのですが、正直なところ、1か月で使用をやめました。
模試や授業は、子どもの状態を常に把握して、適切なものに変更をしていく必要があります。また、子どもにとっては、幼児教室だけでなく、日々、お友達と遊んだり、プールやサッカーなどを習って体力をつけることも大切。予定は親だけの判断で決まるものではなく、親子・家族で話し合って決めるものだから、予定変更は常時あり得ます。それらを逐一、システムに入力するほうが大変。
私 「今度の〇曜日に絵画があるっていったけど、さっき聞いたら、保育園で同じ時間に△があるんだって。△は大好きだから行きたいよね?どうしようか?」
息子 「ママ、絵画って、〇〇曜日にもあるって言っていなかった?そっちに行けば、両方できるよね?」
子どもを交えて、家族で予定を常に話し合っていると、子どもはどんどん覚えていきます。幼児期は、耳から入ってくる情報の記憶力が優れていますし。そして、次の予定を決めるときに、一度記憶したものを引っ張り出します。この「記憶」と「引き出す」を何度も何度も繰り返し行えること、それがスケジュール管理です。
私 「パパが〇〇を食べたいんだって。今週末行く?」
息子 「えっ。〇〇は、ぼく、〇曜日の給食で食べたからいやだ。」
よく面接で「昨日の夕ご飯について教えてください」「今朝、食べたものを教えてください」「夏休みの思い出を話してください」と聞かれます。これは、その回答によって、そのご家庭の中がわかるわけですが、それ以前に「短期記憶、長期記憶が身についているか」が試されています。
スケジュール管理まで機械に行わせていたら、子どもの能力を刺激する、鍛える機会が失われてしまう、と考えています。
もし、小学校受験を検討されているなら、「ちょっとアナログすぎるかな」と思う生活を送られることをおすすめします。
今日もお読みくださり、ありがとうございます!
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