夏至の夜、キャンドルナイトをやってみた。
部屋中の電気を消して、キャンドルの明かりだけで過ごす。
息子「電気が無いとめっちゃ暗いね」
電気があると、どれだけ明るいか、どんなに電気に頼っているか気づくよね。
息子「あれ、取りにいきたいんだけど、怖いから一緒に来て」
暗いって、不安だよね。
息子「ババ抜きしよう。うわ、見づらい💦」
テレビも消しても楽しめる遊びはトランプだね。
うん、でも確かに見えづらいね。
最後は誕生日気分でキャンドルの炎を
ふっと吹き消す。
息子「なんか、楽しかった」
電気を消したら困ること。電気が無いから楽しめること。キャンドルの明かりで味わうスローな夜には気づきがいっぱいありました。
また、やってみようね。
▼100万人のキャンドルナイトについて▼
2001年アメリカのブッシュ大統領(当時)が「1ヶ月に1基ずつ原発を作る」と発表。これに対し、「電気に頼ってはいけない、電気をつけないことで抗議しよう」とカナダで運動が広がりました。
これを日本でもやってみようと持ち込んだのが文化人類学者の辻信一さん。真っ暗だと子どもたちが怖がるからとキャンドルの灯りで過ごす「暗闇カフェ」を開催します。
翌2002年には大地を守る会の代表取締役社長・藤田和芳さんが賛同し、大地を守る会の会員へ「電気を消してキャンドルを」と呼びかけると、「ベランダで夜空を見て過ごした」「ゆっくりお風呂に入った」など、楽しい感想が続々と届きます。
こうした動きを受けて、辻さんや環境ジャーナリストの枝廣淳子さん、クリエイティブディレクター・マエキタミヤコさんなどが呼びかけ人となり、2003年から、よりたくさんの人に参加してほしいという願いから「100万人のキャンドルナイト」が始まりました。
10周年の節目で一旦大きな呼びかけは終わったものの、全国では引き続き様々なスタイルで活動が続いています。
今年、東京港区では増上寺でキャンドルナイトと東京タワーのライトダウンなどが行われました。
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