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【子育てに効く英語学習】どうして子どもは同じ絵本を何度も読んでもらいたがるのか

国語好きな人に多いと思うのだけれど、新学期に教科書をもらうと、たいていは授業が始まる前に読み終えてしまう。

それは例えば谷川俊太郎さんの『朝のリレー』。
それは例えば向田邦子さんの『字のないはがき』。

教科書に出てきた物語のうちのいくつかは、読み終えた後もずっと、心に残っていて、その後の人生観にも影響を与えてくれている大切な存在になっている。

でも。だけど。英語の教科書、教材は、どうでしょう?
文法やら発音やらを学ぶのに忙しくて、残念ながら、そこで扱われている物語やエピソードそのものを味わう余裕なんてなかった人の方が多いんじゃないでしょうか。

あ、例外があった。DUOは、例文そのものが、楽しくて、「うわ、ボブ、なんて薄幸で不憫なんだ⁈」と英語学習そっちのけになっちゃうくらい中身が面白かった。

DUOは置いとくとして。英語のスキルをある程度獲得した後、ぜひやってみてほしいのが、これまで学ぶ材料としてしか目を通してなかった英語教材を再度、読み物として味わい直すこと。

英検、国連英検、受験の過去問、参考書。
結構、いいこと書いてあるよ。英語のスキルがまだそれほどでもっていう人はまず日本語訳を読んでから、本文を読んでみて。

以下は、子育中に読み直してみた、自分が高校生だった時使っていた英語の教材『速読英単語』から

most children stick to one or two special stories.
大抵の子どもは、1つか2つの特定の物語にしがみついている。

・・・unexpected things are always happening around small children. the children therefore wants to be admitted, not into a world of surprises(he get surprises enough in his daily life), but into a magically stable world, where things can be foreseen and they proceed according to plan.

・・・小さな子どもたちのまわりには思いがけないことがいつも起きている。だから、子どもは思いがけないことが起こる驚異の世界へ入るのでなくて(思いがけないことは日常生活の中で十分出会っている)、物事があらかじめ予想でき、それが計画通りに進行する、魔法のように安定した世界に入りたいと思っているのである。


これ、息子が2歳くらいの時に読み返して初めて、しっかり、ストンと腑に落ちた。そっかー。毎日が大冒険なんだものね。お気に入りの絵本の読み聞かせは子どもにとって安全基地なんだね。

あなたの英語学習が少しでも実り多きものになりますように。英語の楽しみ方、味わい方、またちょいちょい、共有いたしますね。







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