人生物語70.夫の家庭での凄い出来事!幸せ結婚8
少し遡ってしまいますが、結婚式で使う夫の写真がどうしてもなくて実家に写真を探しに行こうとなり7月の連休を使って広島の実家に3泊4日で行かことになりした。
お義母さんもその写真のアルバムなどを長らく見ていないらしくどこにあるかも検討も付かないようです。
1日目、ここにあるだろうと言う納戸を攻めて見ましたが全くなく、それよりも使ってなくていつまでも置いてあり賞味期限が切れてるものが大量にあり過ぎて、物が捨てられないようで大量に不要な荷物が多すぎ状態でしたので、急遽断捨離を交えながらの捜索開始です。
最初に見つかったのは、夫と亡くなった妹さんの臍の緒でした。これには食い入るように見てしまいました。
お義母さんは娘さんの亡くなった日が印象的でその日を覚えていたのですが、誕生日を話されてしまってました。
そして、裏に書いてある誕生日欄を見た瞬間、ビックリ!!ナント私の父と同じ3/24日生まれだったんです。
すごっ!と思ってしまったのと、妹さんと父の目に見えない繋がりを感じて感動しました。
そこで、少し妹さんのことを書きます。
妹さんは私と同じ名前の「利香ちゃん」です。
夫とはお見合いなので、名前は会う前からわかっていたのですが、夫も記憶が薄いほどの期間しかいなかったので、同じ名前に抵抗はなくむしろ縁があると思って私を選んでくれたようです。
お義父さんは長男で九州出身、そのまま家族も九州で過ごして夫も妹も九州で生まれました。妹は間もなく1歳3ヶ月の時に、叔父さんが外に出た時によちよち歩きだった頃で、そのまま付いて行ったそうですが、叔父さんは子供が付いて行ったことを全く気付かずに外に出て、家の向かいにある溝にそのまま落ちてしまったそうです。
そこから、利香ちゃんがいないことに気付いてから家族総出で探し回ると少し離れた溝で発見されて、その時には既に亡くなっていたそうです。
お義母さんは相当なショックで、本家の長男でもあった義父もこのまま過ごすことが出来ずに、跡取りは弟さんに託して、広島に住むことになったそうです。
こんな物語があったようで、お義母さんにとっては一生癒されない出来事だったと思いますが、50年経って、娘と同じ名前の嫁さんがやってくるとは思ってもみなかったので、私は利香ちゃんの生まれ変わりだと思っているようです。
しかし驚きも束の間、目的の写真アルバムはまだ見つかませんでしたがまた断捨離しながら探し続けました。
2日目、1階の納戸にないとなれば他は2階だろうと言うことで夫の隣の部屋で昔両親が使っていた部屋を見ました。今は2人とも高齢になったので、階段を上がって移動するのが億劫となってしまってからは立ち入ることもなくなったそうで、何も手付かずの状態でしたし、やはり見つからずでした。
3日目、もうこの日に出てこなければタイムリミットは明日の午前中までなので出来たら今日中には見つけておきたい所ですが、もう思い当たる所は全て探したのでこれ以上探しても見つかるのかどうかと言う所でしたが、夫の部屋をまだ見ていなかったので探してみました。
やはり、それでも見つからずもう一度、どんな感じの場所にありそうかと聞いてみました。
夫の実家は注文住宅なので、収納が特殊だったようです。そこで着物のある部屋の奥にあったと思うんやけどとのことでしたので「着物の奥?」と思い、確かに着物がある収納タンスは見ましたがその奥までは見てないと思って、もう一度見てみました。
すると!ちゃんと着物の引き出しのそのまた奥に引き出しがありました!!!
これはちょっとした先入観手でもありますね、まさかタンスの奥に棚があるとは考えますしませんでしたので、そこに落とし穴がありましたね、
開かずの扉ならぬ開かずの棚でした。
そして、しっかりひとしたアルバムが数冊あって、昔のフィルム写真がわんさか出てきました。
これには感動です。
しかも、3日目の夕方に見つかるなんてなんて最後の最後まで見つからないのか、引っ張るな〜って思ってしまいました(笑)
即義母に見つかったことを報告して居間に持っていきました。
義母はとっても喜んでいて、来た甲斐があったな〜と思いました。
30年間全く手付かずだったアルバムを封印したような物なので、これは凄い出来事だなと思いました。
そして、改めて結婚って本当に深いなと思いました。
夫は2回目の結婚ですが、1回目ではなし得なかったことを私と出会うことで、色んなことをお越したりしてるのも、夫の家を建て直すかのようにしているのか、私は嫁に来てからとてもそう感じるように思います。
結婚は、2人だけでは出来るものではなく、両親は勿論のこと親戚やそれ以外の繋がりで言うご先祖様まで目に見えない所でのご縁と言う糸があって、2人が結ばれるのかなと思うくらいの絆を感じます。
私自身も写真探しをすることで、後妻だから嫁としては非常に短い期間ですから、このようなことをさせてもらったのかもしれませんね。
普通なら何十年と重ねて来た夫婦でないと出来ないようなことを結婚して半年ほどでさせてもらったのも、認めて下さったご縁だと嬉しく思います。
こうして名一杯使った休みで無事に写真が見つかったので目的を果たすことが出来て本当に一安心しました。
続く。