人生物語61.結婚を決めた直後に祖母が他界する!婚活奮闘記24
突然のプロポーズから急展開となり、交際する間も無く取り合えずは彼の家に行ったり、私の家にも来たり、旅行に行ったりと一通り終えた後は結婚の準備にかかりました。
その時に3年7ヶ月間介護をしていた父方の祖母が危篤状態に入ったと連絡が来て、私達で何も出来ないので状況見ながら施設の方から連絡を待つことになりました。
しかしながら、結婚の準備を止めるわけには行かず入籍は年末の12月30日にすると決めていたので、それが叶わないかもしれないと思いながら、進行していきました。まずは家探しではかなりの急ぎで探したのですけど、予算も決まっているので限られた候補を何件か見て古いけど中身がリノベーションで新築状態になっている丁度良い感じのマンションが見つかったのでそこに決めました。
そして、今度は広島の実家への挨拶の日に彼の家に前泊して過ごしていたら施設から祖母の様子が少し良くないと連絡がありました。けどどうすることも出来ず祈るしかないと祈り続けました。
そして、無事に実家への挨拶も終わりこの2つがクリアしたので、後は何とかなるかなと思いながらスケジュールをこなしました。その後は婚約指輪と結婚指輪を注文しに行きました。私はブライダルプロデュース業もしているので、この時にお得なのが下代で購入出来ることです。
指輪は相当お得な買物になったと思います。彼も結納もないしお付き合いもしていないので、冬のボーナス全額プラスα使ってくれました。そして、完全オーダーで作ってくれたのでどこにもない最高の婚約指輪と結婚指輪を注文しました。
これも無事クリアし、今度は私の兄弟と対面です。まずは長男夫婦に会いに行きました。兄は私が結婚しないことを心配しながら出来ひんのかなと思ってたと言われて、そんなこと思ってたんやと少し驚きました。
そして、最後に勉強会仲間の当時の会長に顔合わせをしました。会長と言っても同年代で友達のような関係でもあり、私の長年の婚活を知っている1人でもありました。いつも上手く行かない私をそばで見て歯痒かったと思います。彼を見て会長は「もう大丈夫だ」と確信を持ったようです。
こうして、何とか決め事をやり合えた時は既に12日が経ってました。そして、翌日は早朝の朝活があったのですが、深夜0時過ぎに施設から電話が入りました。
祖母の呼吸が間も無く止まりそうです。とのことでした。そして、また電話がかかり先程呼吸が止まり亡くなりましたとの連絡でした。兄にも連絡を入れて今から行っても先生は朝まで来られないので、私も朝に行くことにしました。
朝活は、セミナーだけ参加して朝食を取らずに祖母の施設へ向かいました。施設では個室を用意して下さっていて、線香を焚いてくれていました。とっても綺麗な顔をして、老衰で亡くなった91歳の祖母は最後まで人生を全うしたと思います。
そして、凄いと思ったのが余命が1週間から10日と言われていたのに、12日後に亡くなったのも私達が結婚の準備をしているのをわかっているかのようにその日を避けてくれていました。
これには、祖母を始め多くのご先祖様がそうして下さったのではないかと思うくらいにありがたく、天と繋がっていることを心から感じることが出来て涙が止まりませんでした。
そして、お通夜もお葬式も全て予定がない日に行うこととなって、こんなことってあるんやと思うほどスムーズに事が運びました。完全家族葬で行いましたので兄弟のみのお葬式となりました。
葬儀屋さんではお安いプランだったのでスタッフの方が司会をするのですが無料なんですけど、司会業をしている私にお婆様のために司会されませんか?と会館の方に言われて、兄弟しかいないしおばあちゃんも喜ぶかなと思って初の葬儀司会をさせてもらいました。棺桶にお花を摘んだときは涙が込み上げました。「おばあちゃんありがとう」と言う感謝の気持ちが自然と湧いて来ました。
そして、祖母が旅立ちました。今度はお寺の住職から四十九日を伝えられると、丁度入籍を予定していた12/30日と言われたのです。そこで、大変非常識なお話ですが、結婚を控えてまして12/30日に籍を入れる予定ですがこの日でないとダメでしょうか?と尋ねました。
すると「いえ!遅れるのはダメですが早まるのは大丈夫です」と言われたので、では12/29日しても大丈夫ですか?と尋ねたらそれで良いとのことでしたので、このタイミングにあやかって、兄弟に承諾をもらい、12/29日に四十九日と納骨を終えた翌日の12/30日に入籍することに決めました。
それからも結婚準備に明け暮れる日々でした。まずはローンが通るかを結構心配していたのですが、利息が少ないネットローンは通らず他の銀行で通ったのでホッとして契約をし、引越しは12月半ばに私が先にして、その週末に彼が引越しをして12/22日から一緒に住み始めました。
この時、私はトレーニング中でスケジュールがかなり埋まっていて独身時代と変わらず毎日が忙しい状態でしたので、家の片付けもきちんと出来ておりませんでした。
そして、12/24日のクリスマスイブには婚約指輪が完成したばかりの日で、この日に来年結婚式を予定しているレストランでクリスマスディナーをすることにして、この時に改めてプロポーズしてもらうことになりました。
人生で最高に嬉しく幸せなクリスマスイブでした。そして、籍を入れるまでの期間に今度は初大喧嘩となってしまうのでした。
続く。