認知症あるある(5)
自宅の鍵を7個持っている80代の女性Aさん。
御本人は鍵が7個あることは認識されていません。
デイサービスを利用されるため自宅に迎えに行きます。
まず最初にすることは、鍵の確認です。
「鍵持っていますか?、」の声掛けに「持っていますよ」と長い紐で結んだ鍵を首からさげられているのを見せられます。
施錠されたのを確認した後、「ここに入れておきましょう」と言って連絡帳入れのポーチに入れてもらいます。
車に乗車されるとすぐに「鍵、どこにやったかな?」と探されます。
「鍵、ボーチの中ですよ」と話すと「あ〜良かった」と安心されますが、施設に到着するまで数回続きます。
施設に到着後、鍵はカウンターで預かります、
施設に到着後、すぐに「鍵、預けていますか?」と聞きに来られます。
「預かっていますよ」と話すと「あ〜良かった」と安心されますが、帰宅されるまで数分ごと聞きに来られます。
帰りの車の中、鍵を首にかけ、「鍵、どこにやったかな」とバックの中を探されます。
デイサービス利用される日はこの行為が繰り返されます。