欧州で働く会社員が語る、留学中に友達は必要か問題 〜【恐怖の陽キャ日本人】〜
大学在学中に数回の短期留学と、社会人になってから1年間の留学を経験しました。当時、私が悩んでいたのは「友達ができない」「パーティーに行く勇気がない」「日本人と仲良くすべきかどうか」といったことでした。今、ヨーロッパの大手企業で働いていますが、当時の悩みについて今なら明確に答えられます。
それは、
「一度トライしてみて、辛かったら無理をしなくていい」
ということです。例えば、「友達ができない」という問題。この時代、学校で友達がいなくても、特に問題はありません。英語を話す機会は友達を通してだけではないはずです。代わりに、次のような方法を試すこともできます。
スクールのカウンセラーと話す
Italkiで先生を探す
ランゲージエクスチェンジアプリで日本語を勉強している人を見つける
オンライン英会話に専念する
MeetUpで自分に合った陰キャ系イベントに参加する
このように、様々な方法で英語力は伸ばせます。
私の場合、「陽キャ日本人が怖すぎる」という問題もありました。冷たい対応をされたことを今に覚えています笑 もし苦手なら、無理に関わる必要はありません。距離を置けばいいだけです。彼らの領域に無理して入っても、得られるものはほとんどないでしょう。欧米にも、パーティーが苦手な人はたくさんいます。
改めて考えてみてください。留学の目的は何だったでしょうか?
「英語力を伸ばす」「専門性を磨く」のであれば、他者とつながる手段はいくらでもあります。もし目的が「国際交流」ならば、無理のない範囲でイベントに参加してみるのも良いでしょう。嫌な思いをしたら別の方法を探す、という戦略で進めることが大切です。
今、私はインターナショナルな環境で働いていますが、そこには本当に様々な人がいます。重要なのは、「私は私、人は人」 という考え方です。人には得意不得意があり、あなたがパーティーを嫌いだという気持ちも、十分尊重されるべきです。人付き合い嫌いな人はチームの集まりにも全く来ないですが、そのことが批判されるわけではありませんし、それはそれで全然大丈夫なんです。
日本人の友達問題について、今だから言えること
日本人の友達ができることは、かけがえのないことです。今振り返ると、これは本当にそう思います。よく「日本人と一切関わらない」という選択をする人がいますが、少し日本人と話したくらいで英語力が落ちることはありません。大切なのはバランスです。
留学先で出会った日本人の仲間から、現地の友達ができることもありますし、日本人を避け続けるのは、個人的には少し寂しいと思います。社会に出たときに助けてくれる仲間になるかもしれませんし、人との出会いは本当に一期一会です。国籍にこだわる必要はないと感じます。