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4年間北欧で会社員してみた。 

もうすぐこっちで働き始めてから4年になります。この節目に、自分の気持ちを少しまとめてみました。もともと 陰キャが海外就職するには?みたいな発信用のためのNoteだったので、心境とか自己紹介はあまり触れていなかったんですが、せっかくなので今回一区切りとして書いてみようと思います。

一言で言うなら、やりきりました。

研究開発センターの立ち上げサポートとして、採用まわりは基本全部担当。ヘッドハンティング、ステークホルダーマネジメント、役員への報告や企画、人材・チームビルディング…本当にいろんなことを経験しました。110カ国以上から従業員が集まる刺激的な職場で成長の機会を与えていただきました。特に雇用のチャンスを与えていただいた大尊敬している先輩には、一から全てを教えていただきました。(この方との出会いが一番の収穫だったと思う) 最初の2年は朝から深夜まで働くこともあり、不眠症も発症。とにかく毎日ただただ戦い続ける日々でした。

20代後半は「海外で働きたい!」という夢に全力を注ぎ、30歳でそれを実現。その後の4年間で気づいたことは、「どこに住むか」はもちろん大事だけど、一番大事なのは「誰と」「何を」しているかなんだな、ということ。

私の場合は、結局「国際的な環境で英語を使いながら、自分の強みを活かしながら人の仕事・人生を楽にしてあげること」が一番ワクワクする、ということに気づくことが出来ました。やはり、採用は私にとって楽しい世界。それと同時に、週5フルタイムのオフィス勤務みたいな働き方は、絶対に無理だな…と「働き方」の大切さもしみじみ実感。

北欧での暮らしはすごく好きでした。家で過ごす時間が長いし、国自体が小さいので新しい人との出会いは少ないけど、それが逆に心地よい瞬間もたくさんあります。これまで留学でオーストラリアやアメリカ、イギリス、カナダにも住んだけど、日本以外に「ホーム」と呼べる場所ができたのは本当に幸せなことだな、と最近しみじみ感じています。

しかし同時に一人きりで海外でなんとか生き残るということに対して、疲れてしまったというのも正直な気持ちなんです。これからずっと成長していきたいと思う一方で、機会が少ないスウェーデンに残るかということについては永遠に自問自答しています。 

外国人として、アジア人として、言語の壁があるなかで、差別や偏見と戦いながら生きる事は全く簡単なことではありません。そんな暮らしを送る中で、母国である日本の生活の質の高さにも改めて気づくことができた今回の長期海外生活だったなと。(まだ終わっていないけど) そのベネフィットを享受できるのは私が日本国籍であり日本語話者であるからなのだけど。

仕事についてですが、今働いている会社が少し特殊なだけに、「次」を探そうと思うと思うとスウェーデン国内で選択肢は非常に少ないので東京も視野にいれながらゆっくりNEXTを探していきたいと思っています。 

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