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トラブルは続くよどこまでも

下書き保存している記事が前後してしまうのですが、失敗体験は早めに表へ出そうと思ったので先に公開しておきます。

購入後初めての大きなトラブルを経験しました。
ビギナーには難易度高めでしたが、3Dプリンター界隈の達人からするとあるあるなのでしょうね。

トラブルが起こった時に原因と対応内容のまとめ記事を書いてくれている方々、本当に本当に神でした。

フィラメントをAMSに引き戻せませんでした

印刷を途中で止めた後、印刷をしようと思ったらこのエラーが出ました。

”AMS failed to pull back filament.”
フィラメントをAMSに引き戻せませんでした。

えー。

この辺りを英語に苦しみながら翻訳で読みつつ。

AMSからフィラメントを全部出して、AMSを分解してチェック。
こちらを大いに参考にさせてもらいました。

テンパっている時は日本語が優しく語りかけてくれる様に感じます。
私に言ってくれているわけじゃ無いけど。

しかし私のはAMSに問題は無さそうです。
途中のチューブをチェック。これも問題なし。

検索しまくって、折れたフィラメントが詰まっていたりする事もあるらしいと知ります。だったら、本体の中もチェックしましょうか。

原因を発見

ノズルを外してみました。
あー、いましたね。
折れて詰まったまま固くなっております。

折れたフィラメントの写真
折れたフィラメントがいますね

※これは正常な状態なのだそうです。
皆さんが教えてくれました。
何もわかってないなー、私。

公式の動画を見ながらコールドプルして、詰まったフィラメントを溶かして押し出しました。

しかーし、明らかに嫌な匂いがしました。

冷却ファンの回転速度は異常があります

ダメです。
詰まりを取ったノズルを戻してもダメっぽいです。
先に炭化したフィラメントがくっついてます。

これって頑張って掃除すればまだまだ使えるのかなぁ。
それはまた時間に余裕のある時にでも。(頑張るのを放棄)

素直にノズル交換しました

元からP1Sについていたノズルよりも別売りの焼き入れノズルの方が強いし詰まりも少ないらしいので、交換時期が来たら変えようと思って買い置きしてありました。いやー、こんなに早く交換時期がやって来るとは。

ホットエンド本体とフルユニットの違いがわからず、「とりあえずフルユニットを買っておけば大丈夫だろう」と買っておいた自分を褒めてあげたい。

購入時に予備でついて来ている0.4mmノズルは「ホットエンド本体」です。
本体の交換は公式の動画を見ながら作業する事になります。
動画はX1、私の機種はP1Sですが、この動画に関してはやる事は同じで、その前後のケーブルをさす場所が少し違います。

実際に私もノズルからサーマルケーブルを外す手前までバラしてみました。
その時点で恐怖しかないよー。やだよー。

そして、綿棒が登場した所であれ?!っとなります。
なんか白いトロッとしたやつ塗らないとダメじゃないっすか?!

コメント欄に親切な方が書いてくれているのがこれ。

”Dry the paste by allowing it to set overnight, or to save time, heat it to a temperature of 90°C for ten minutes. Avoid exceeding 100°C while drying, to keep the water from boiling and ejecting the paste with steam.”

窒化ホウ素ペーストを使用してください。ペーストを一晩固めて乾燥させるか、時間を節約するために90°Cの温度に10分間加熱します。乾燥中は100°Cを超えないようにして、水が沸騰してペーストを蒸気とともに排出しないようにします。
(Google翻訳)

https://www.youtube.com/watch?v=jHVe3194gJQ&t=2s

サーマルケーブルが無事に抜けたとしても、スミペースト(窒化ホウ素ペースト)を塗る行為が必要なんですね。ふむふむ。
そんなの買わなきゃ無いし、◯◯をどこで買えとまでは書いてないんですよー、困っちゃう。
万が一、家にあったとしても(バイク修理用に主人が持っているかも)一晩固めろって。

チッ化ホウ素(BN)配合の耐熱焼き付き防止剤、どうやらこれっぽいなぁ。
使用温度範囲:1200℃以下って書いてあります。

冷静に考えて、無理そうなんですぐに諦めました。
買い置きのフルユニットあったし。
いつか予備ホットエンド本体の交換をやる機会があるかもしれませんが、その時にチャレンジしてみます。

初めて分解をしている”今じゃない”のだけはわかります。
とにかく怖いって〜!もう!

そういや購入時のおまけで言うと、これ何?と思っていた物を使いました。

おまけニードルの写真
ニードルを初めて使いました

ノズルが詰まった時に突き刺すニードルってやつです。
ほほー、大事な道具だったんですね。

まともな説明書が無いのでBambu Lab Wikiで検索する事になります。
質問を英語に翻訳し、検索して出てきた答えをまたガッツリ日本語翻訳して、ずっと変な英語と変な日本語と向き合っています。
Wikiと動画を行ったり来たりもします。
何が疲れるってこの作業が一番疲れます。

こちらのブログも熟読させていただきました。
日本語優しい、ありがたい。沁みる〜。

後、いつか手持ちの0.2mmノズルに交換する時に参考にさせてもらおう!と思っていたじゅんちゃん / K@T FACTORY / きゃっとふぁくとりぃさんのnoteの中に書いてあった文章。

Enderのようにノズル先端のみ交換するタイプはノズルの締め込み具合でZ軸高さが大きく変わってしまいますが、これであれば高さ調整しなくてもよいのでうれしいですね。

じゅんちゃん / K@T FACTORY / きゃっとふぁくとりぃ

の意味がこの記事を読んだ時には良く分かってなかったんですが。
フルユニット交換をしてやっと意味を理解しました。
メーカーによってはノズルの先だけ交換するタイプとかあるんですね。

ほんと、先輩方の日々の記録がなんてありがたい事でしょうか。
いつか参考に・・・がこんなに早くやって来るとは思っちゃいませんでしたが。

肝心な事に気づいていない

直った直ったと思って、また印刷し始めました。
少し積み上がったのを見ると何やら印刷面が汚いし、糸を引いているではありませんか・・・・。

はっ、原因はコイツだったのか!!

途中で止めてアンロードしてパージ(フィラメント排出)したつもりでしたが、ダメだ!!また詰まったぞぉぉぉぉ!!!

公式ストアの新品フィラメントを買ったので、乾燥させなくても大丈夫でしょと思っていました。あーそう、かなり人気薄の色なのね。
素直に乾燥ボックスに入れました。

買ってから初めて使うー!
わーい!

じゃ無いのよ。

55℃で8h。
乾燥させたて無事32%→17%になりました。
え?17%で大丈夫なの?

詰まったフォラメントは使うのが怖くなってしまったし、罪は無いけどこの色が嫌いになりそう。とほほ。

再びコールドプル

復習ですね、復習。
復習は忘れないうちにやる方が頭に入るんですってよ。

とか言いたいところですが、何で何回も分解したり手動押し出しでパージしたりしなきゃならないんですか!目も脳も心もしっかり疲れます。

ノズル掃除はしっかりしたのにまたエラー。

新しいエラーが出たよ

”External filament is missing; please load a new filament.”
フィラメントがありません。新しいのをロードしてください。

ですって。AMSを認識してくれなくなりました。
何でだろう。何で何で。ふー、もうヤダ。。。

エラーメッセージから飛ぶと、この辺りが出て来ます。
もちろん英語です。翻訳するのにも慣れました。

何度ロードしても同じ。ロードすら出来なかったりもします。
チューブ類を全部見直すも、どうやら原因はそこでは無いっぽくて、検索検索。

午前中はここまでバラさずにノズル交換で直ったんですが、そことは原因が違うようなので、ぼよんさんの記事に書いてある押し出し機の掃除を真似してみます。

朝から分解ばっかりしています。
午前中のフィラメント折れで何で気付かなかったのか。

そりゃもう、絶対に経験値不足ですね。しょうがない。

原因を発見(2度目)

居ました。居ましたよ!
ひょろひょろのフィラメントカスが。

ぼよんさん、ありがとうございます。ありがとうございます。
大事な事なので2回言いました。

小さなフィラメントカスの写真
小さなフィラメントカス

分解しなくて良いところまでどんどん分解してしまって、バネの向きがわからなくなったりしましたが、朝よりも知識が深まりました。

公式の動画も参考にしました。
ピンを折ってしまいそうで、何をするのも怖いです。
そして公式の動画とBambu Lab Wikiも役立ちました。
英語、英語、英語。辛い。

何度も分解して、やっと公式ストアで売られている理解不能な消耗品アクセサリがどこの何に使うものか理解しました。

乾燥ボックスを初めて使いました。
ニーダーを初めて使いました。
謎のおまけ部品が大事な役割を持つものだった事を知りました。
コールドプルした後に棒状の物で押し出した方が良い事も覚えました。

最終的に公式の動画を参考にしましたが、流れとしてかける工房さんの説明がわかりやすかったです。

細くて長い棒を欲しがっていたら、主人がキャブ用のクリーニング針を与えてくれました。

クリーニング針の写真
クリーニング針

やだー、最高!でも出来ればあまり使いたくはないです。

1本しか入ってなかったおまけニードルの先を乱用して早速軽く折ってしまったので、セットを買いました。これも出来れば使いたくないけど。

エラーメッセージでAMSに戻せないだのフィラメントを読み込めないだの言ってても、詰まり関連ばかりだった今回。

結局、湿度を含んだフィラメントが全ての元凶でした。
フィラメントは湿度に弱いって話は他人事位にしか思ってなかったけど、本当でした。

問題のないフィラメントは柔軟性があったので、触り比べたら明らかに硬さが違う気がしました。

ポキポキ折れる前にちゃんと乾燥しましょう。
はい、します。

翌日にまたエラーが

無事直ったなと思って、印刷していました。
あれ?ファンの音が急に大きくなって止まった!?

"HMS_0700-6000-0002-0001: The AMS1 slot1 is overloaded. The filament may be tangled or the spool may be stuck."
AMS1スロット1は過負荷です。フィラメントが絡まったり、スプールが引っかかったりする可能性があります。

何?フィラメントが絡まっている?!

AMSを確認するとですね。
フィラメントの吸い込み口のカバーにつけているチューブが外れていました。

フィードボタンカバーのチューブの写真
フィードボタンカバーのチューブ

昨日、分解しまくって戻した時に奥まで深くささなかったんだと思います。

チューブをちゃんと装着し、フィラメントを巻き戻してさし直したら無事再開できました。残り5分位での出来事だったので、焦りました。
フィラメントの残りが少なく、ふわふわ気味だったのが原因の一つかも。

その為のスプールウェイト兼シリカゲルケースを印刷していたのにー。

スプールウェイト兼シリカゲルケースの写真
スプールウェイト兼シリカゲルケース

3Dモデルはこちら
https://makerworld.com/en/models/839011#profileId-784785

エラーは心臓に悪いです。

トラブルをまとめたら、めちゃくちゃ長文になりました。

私の書いた文章が役に立たなくても、リンク先の皆さんの文章は必ずどこかの誰かの役に立つはずです。先輩方の知見に心より感謝いたします。


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