向心力 : 中心に向かう力
向心力について
今回は、向心力 !
前回は、波の速度を、弦の重さから 考えてみました。
弦には、遠心力 と 向心力 かかっています。
弦の 向心力 Fp は、
弦を 元の状態に戻そう という力です。
向心力は、紐につけた物を 振り回した 時、
紐にかかる力 と同じです。
弦を 拡大しました
- ds : ほんの少しの長さ(弧の長さ)
- dΘ : dsを弧とする角度 (ラジアンです!)
単位ラジアンについては後ほど、、、
- r : 弧の長さ ds の 円の半径
弦にかかる 向心力 Fp は、
弦を元の状態に 戻そうという力 ですね。
同じ向きの 力 に注目します
弦を戻す方向の テンションの力 Tyの合計 が、
向心力 Fp です。
もっと拡大してみました!
片方のテンションを拡大してみると、
微小部分の長さ ds の力
(1) Ty は、
角度 dΘ が充分小さければ、
小さな角度 dΘ 、については 後で また 書けたらと思います。
弧の長さ ds の 向心力 Fp は、
両側の Tyの合計、
扇の弧の関係から、ds の長さは、
ds = r dΘ
ですので、
(2) dΘ は、
(1) と (2) から、向心力 Fp は、
おまけ
向心力は Latin語 centrum ("center"), petere ("to seek") から。
直訳だと、"中心に向かう力" となりますね。
まとめ
- 向心力は、円の中心へ向かう力
- 難しくなったら 分けて考える。
- 分解して シンプルにしよう! 分かりやすくなるから。
つづく
次は、遠心力 について考えます。つづく、、。