歌舞伎町とあたし。

あのビルよく人が飛び降りるんですよ。
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私が人生で初めて歌舞伎町に行った時であった。
その一言に衝撃を受けた。
その日は友達の誕生日で歌舞伎町付近のホテルに宿泊することになった。

歌舞伎町を歩いたのは、午後9時くらいである。
うろつく人々はマスクなどしていない。
ちょうどキャバ嬢が出勤するくらいの
時間だったのだろうな、
彼女たちは凄く美しくオーラがあった。
美しいヘアメイクに、
高そうなバーキンを持っている。

街く歩く度に思った。

ここは日本じゃない。

荒れ果てた治安の悪さに驚きを隠せなかった。
あの日、泊まったホテルから歌舞伎町のネオンが少し窓から見えた。「あそこの部屋に住んでいる人はこんなに治安が悪いのによく住めるな……」とか考えてみたり、「こんな街のど真ん中に今いるのか恐ろしいな……」と思ったり。
その日のよるは、寝れなかった。

もう二度と行かない町であろう。

そして、「歌舞伎町レイニー」という曲を

聞いたら更に、虚しくなった。



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