☞観劇記録☜ 演戯『ヴィジュアルプリズン 月世饗宴』
初めての2.5次元作品の観劇は想像を遥かに超えるクオリティの高さで、とっても楽しかったです!✨
タイトル通りに、登場人物全員、ヴィジュアル系な美しい方ばかりでびっくりしました笑
個人的にはギルが大優勝でございました!
陰のある麗人に、私の心は惹かれてしまうのです‥笑
お写真は第2推しだったディミトリさん。
隙がない雰囲気なのに、お茶目さもあって、とっても良いキャラでした笑
レクチャー中の他の方たちとのやり取りがとっても面白くて、ついつい笑ってしまいました☻︎
さて、ここからはクリエイティブな部分のことについての感想です。
1階席で観劇しましたが、舞台の広さに対して、美術が結構大きい印象だったので、2階席からだとより立体的な全く違う見え方で楽しめるだろうなと思いました。
時間があればもう一度2階席で観劇したい気持ちです。
プロジェクションマッピングが入っている舞台の観劇も初めてだったのですが、映像が入るだけでこんなにも照明の見え方が違うのかと驚きました。
ライブシーンが沢山ある作品だったので、照明もライブ感のある激しいデザインの物が多くて、いつもとは違う舞台作品の雰囲気で面白かったです。
客席に明かりが当たることも多々あって、10代をヴィジュアル系バンドと共に過ごした筆者としては、「ヴィジュアル系のライブってこんなだよね!」って感じもあり、懐かしい感じも楽しめました☻︎
一番良いなと思ったのは、アンジュたちO✩︎Zのメンバーがベスのお店に衣装を注文しに行ったシーン。
ベスの「あなたたちの色は?」という問いかけと共に、舞台全体が虹色になったのが印象的でした。
また、映像や音響、照明、すべてのものがギュッと一つになった感じもあって、すごく綺麗な場面でした。
お歌ばかりなのかなと思っていたのですが、中盤はお芝居がメインでしっとりした雰囲気のシーンもあり、華やかなシーンとのコントラストが良かったです。
もう少しギルとアンジュに絞ったストーリーだと、より纏まりがあって世界に入り込めたかもと思いつつも、大変素晴らしい作品で大満足でした!
最後に2.5次元という作品の括りについて考えたことがあったので、それについてもメモ程度に書いておきたいと思います。
2.5次元作品というと、漫画やアニメが原作の作品を、プロジェクションマッピングなどの最新技術を使いながら3次元化していく舞台芸術だと認識していました。
元は平面なものを立体で表現するという意味では、それに間違いはないと思います。
ただ、それでいうと、普通のお芝居やミュージカルも、活字のという平面なものを具体化しているという面では全く変わりないんですよね。
だから今回、アニメを見るなどの前知識を一切持たずに作品を見てみると、ちょっとファンタジックな要素のある、普通の舞台作品を見ているような感覚があって、「2.5次元」を見ているという感じは全くしなかったんですよね。
もちろん、物語の性質上、ライブシーンがあったり、それに合わせて観客がライト振ったりという、明らかに慣れ親しんだ舞台作品とは違う部分はありましたが、それも新しい舞台芸術の要素として楽しく受け入れられる感覚がありました。
もう「2.5次元」という言葉の枠を超えて、新しい次元のものになっている感じがして、こういうのも新しい演劇の作り方として受容されていくのかなと思いました。
2.5次元を見に行ったつもりが、そこには新しい舞台芸術の形が存在していて、演劇の新たな可能性を感じさせてくれた作品でした。
とっても楽しかったです。
もっともっと演劇だけじゃ無くて、様々なジャンルの方々に広まれば良いなって思いました。
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